【12月16日】

衆議院選挙の投開票日。

自民・公明の圧勝に終わったが、これまで3年半続いた与党のドタバタ劇を見ていれば当然の結果だとは言える。それにしても05年、09年そして今回と、選挙結果の降り幅の大きさには複雑な思いを抱く。

一般的には、小選挙区制をメインとした現在の選挙制度に因るところが大きいと言われるが、それだけではないように感じる。

戦前~戦中~戦後における価値観の変動や、詰め込み教育とゆとり教育のはざまで揺れ続けている教育制度の見直しなどともダブって見えてしまう。

この3回の選挙結果は、日本人の気質が生み出したものとは言えないだろうか。

また、毎回個人的に気になるのは落選した議員の身の振り方である。国会議員とは言え生身の人間である。初当選直後から政治家として完璧な仕事をするということはありえず、少しずつ経験を積みながら成長していくものだろう。それが、わずか数年で失職をしてしまうのであれば、腰を据えて政治活動を続け、政治家として成長を遂げていくことは困難である。それは結果として国益を損ねることにもなりかねない。

現在の選挙制度が、『政権交代が起きやすい』『派閥政治が解消し、政党間の政策で競争させる』といった効果を期待して誕生したことを考えれば、すぐに変更することはなかなか難しいかも知れない。しかし、その制度に合わせた党運営方法や人材育成の仕組みづくりについては各党共通の課題であるように思える。