【6月22日】

栃木県内の若手議員の研修会が、宇都宮市役所で行われた。
今回の研修テーマは『大谷地域振興に向けた取り組みについて』と『LRTがどのように街を変えるのか』という2本立て。

 

大谷石の歴史は古く、古墳時代から大谷地区において採石が行われていたという。しかし、ピーク時には関連業者が120社、出荷量が80万tあったものが、平成24年度に時点で9社、1.6万tにまで落ち込んでしまった。
そうした中、宇都宮市では行政内部に『大谷振興室』を設け、地元住民と連携を図りながら、冷熱エネルギーを活用した農業(夏場のいちご栽培など)、さらには体験型観光の振興を進めている。
平成元年に採取場跡地で大規模な陥没事故が発生し、それ以来、地元にとっては『負の遺産』と捉えられていた。しかし、その中に眠っている魅力を掘り起し、活用してきた宇都宮市の取り組みはどの自治体においても教訓となる点が多い。

一方、LRTに関する研修については、佐藤栄一・宇都宮市長に講師をお務めいただいた。
LRTの整備については、昨年11月に行われた市長選の際も最大の争点となった。そうした中、宇都宮市では佐藤市長を先頭にLRT整備室の職員などが、市民への説明に力を注いでいる。今回市側にご用意いただいたレジュメを見ても、LRTを整備した際のメリットや財政的な負担、今後の利用見込みなどについて、市民に向けたものと思われる資料が多くのページを占めていた。
現在、宇都宮市ではLRTの運行開始に合わせて、バスネットワークの再編成を進めている。

佐藤市長の話によれば、市内のバス路線を現状の3~4倍に増加(コミュニティバスを含む)させ、公共交通空白地帯の解消を目指しているという。
今回、宇都宮市から様々な資料を提示していただいたことは、研修に参加した議員達にとって、それぞれの自治体がLRTとどのような連携を図っていくべきかを考える上でも、非常に有意義だったと思う。