新世紀・公明クラブ 
 会 派 視 察 研 修 


11月5日〜7日にかけて、中村が所属する会派『真政クラブ・公明』では広島県坂町と静岡県掛川市へ会派視察研修に赴きました。
@ごみ処理施設の建設
A新市庁舎建設計画
の2つがテーマでした。



 今回の視察では、下記の金額が公費でまかなわれました。
(3日間:議員一人あたり)   . 

総額 87,220 出所 政務調査費
内訳  交通費、宿泊費、相手先みやげ代
※ 当然のことですが、視察中の飲食代は、全て議員の個人負担です。



なお、視察の詳しい所見については、以下をご覧ください。



〔安芸地区衛生施設管理組合の概要〕

1 管理施設

  @安芸衛生センター(し尿処理施設)
   1市4町(府中町、海田町、熊野町、坂町、広島市)で構成
   処理区域内人ロ 227,044人(平成19年1月1目現在)
   計画収集人口 14,460人
   浄化槽入口  38,614人
   運転開始   昭和57年4年
  A安芸クリーンセンター(可燃ごみ焼却施設)
   4町(苅中町、海日町、熊野町、坂町)で構成
   処理区域内人口 120,334人(平成19年1月1目現在)
   計画収集入口  49,156世帯
   処理区域面積  73,411?
   運転開始   平成14年12月


2 施設の概要及び建設事業費について

@処理方式 流動床式熱分解ガス化溶融炉
A施設規模 130トン/日(65トン/日×2炉)
B処理対象 一般可燃ごみ、可燃性粗大ごみ
C運転開始 平成14年12月
D平成18年度焼却量 33,717トン
E排ガス処理設備 乾式有害ガス除去装置(高反応尺寸消石灰)
         活性炭噴霧装置
         バグフィルタ
         触媒反応式脱硝装置(アンモニア)
F余熱利用 発電電力を場内利用し、余剰電力は売電、その他給湯にも利用
G排水処遇 クロードシステム(場内利用)
H公害防止協定値 ばいじん   0.01g/?N以下
         硫黄笑酸化物  20ppm以下
         塩化水素   50ppm以下
         窒素酸化物   50ppm以下
         ダイオキシン類 0.1ng-TEQ/?N以下
I排出物の処理 溶融スラグ  資源化(75%路盤材、25‰インターロッキング)
        溶融飛灰   資源化(山元還元)
        鉄・アルミ  資源化(有価物)
        不燃物    埋め立て(広島県五日市処理場)
J建設事業費 71億
   〔財源内訳〕  34億円(国庫補助金)
           35億円(起債)
           2億円(一般財源)


3 維持管理について

@建設した(株)神鋼環境ソリュ一ションの系列会社で、その技術とノウハウを継承し、メンテナンス部門の事業を専門に行っている(株)神戸アイ・イー・サービスと運転保守管理業務を特命随契で締結している。
    (平成19年度契約金額 233,100千円 従業員30名)
A維時管理経費は年間500,000千円(平成18年度実績)
   「概算内訳」委 託 費   380,000千円
         補 修 費      O千円(保証期間中のため)
         薬 品 費   10,000千円
         電   気   46,000千円
         水   道   12,000千円
         灯   油   32,000千円
         予備費・消耗品 20,000千円
   処理単価は、ごみ1トン当たり約15,000円

○質問項目
@候補地の選定と地域住民の対応についてどのようにしたのか
 ・広島県一般廃棄物広域処理広島ブロック実施計画の中で、四町から提出された候補地についての選定資料を作成し、四町の首長で構成する一般廃棄物広域処理施設建設推進香具会おいて最適地を坂町と決定した。(平成11年4月)
 ・地元説明会を開催した。(平成11年5月)
 ・生活環境影響調査を開始した。(平成11年6月)
 ・生活環境影響調査結果を説明し、地元と最終合意を行った。(平成12年4月)
 ・生活環境影響調査結果の縦覧を行った。(平成12年4月3目から5月2目)
 ・地元住民から同意書及び要望書が提出された。(平成12年6月)
 ・(株)神鋼環境ソリューション(当持株神戸製鋼所)の実証炉稼動施設である青森県中部上北清掃センターの視察を、地元住民に対して実施した。(平成12年9月)
 ・地元対策事業として地元の坂町が公園、道路、遊歩道、集会場の整備を行った。
Aこの施設は流動熱分解ガス化溶融炉式であるがこの方式にした一番の理由は、そのほかにはどのような処理方法があるのか
 ・流動床式熱分解ガス化溶融炉式のほかには溶融炉併設のストーカ炉、シャフト式ガス化溶融炉、キルト式ガス化溶融炉、ガス化改質方式の五種類かあるが、機種選定の中で建設費や維持管理費と共に実績・技術・安定性等を勘案し、そのほかには最近建設された施設を現地視察し、結論を出した。
B今後の課題と建設後に改善した点はあったのか
 稼動開始当初はプラント設備の不具合があったがおおむね改善されているが主な改善項目は
 ・溶解炉絞り部下耐火物がご脱落(90日で停止)したために絞り部下部まで水冷範囲を拡大した。
 ・溶融炉スラグ出口の閉塞があったためスラグ導流用金属製樋を設置した。
 ・ボイラ下部ホソパー取出口が閉塞(70日にて停止)したためホッパーの水冷化2面絞りへの改造とスクリューコンベアを設置した。
 ・威服塔の閉塞(30目で停止)があったので水噴霧ノズルの分散化をした。
 ・不燃物コンベア、スラグコンベア、破砕機が破損したため部品材質、構造の変更をした。
 ・溶融飛灰からの重金属溶出があったため2種類の飛灰各々に薬剤練機設置した。

所見

 芳賀地区広域行政事務組合では国に於いては平成9年1月にごみ処理に係るダイオキシン類の発生防止等ガイドライン「@施設の建設は原則全連炉とする。 24時間運転することA焼却灰のダイオキシン類を削除・分解する。高温処理B小規模施設を集約する。施設の統合」を、県に於いても平成11年3月に栃木県ごみ処理広域化計画を策定しており、その中で地域ブロック別施設整備方針に基づき芳賀地区の1市5町は、ごみ処理施設建設候補地の選定に入るため、平成11年12月に芳賀地区ごみ処理広域化推進協議会を発足しています。
 その後平成14年2月にはダイオキシン類の排出量削減や効率的な運用などを目的に「ごみ処理広域化計画」を策定し、計画の中で新しいごみ処理施設(焼却処理施設及びリサイクル施設)の稼動目標を平成22年としています。この間、循環型社会づくりに向けた各種制度が改正され、平成17年度に適切な処理能力の確保や費用縮減方策、中間処理の方法などの諸条件の変化に対応した「ごみ処理広域化計画(改定版)」を策定しています。
 芳賀郡内の既存施設の状況は真岡・二宮清掃センターが平成元年12月に稼働し20年目を迎えており、エコ・クリーン芳賀中部は平成7年3月稼働で13年目を迎えております。今後の芳賀郡内の広域ごみ処理の基本整備計画では平成28年度で将来人口は157,564入、可燃ごみ処理量が31,814 トン、不燃・粗大ごみ処理量が6,038トンであり、早急な対応が必要に感じております。
 今回のごみ処理施設の整備にあたっては真岡市堀内地内が候補地として決定していますが、どのような経緯で決定したのかを調べてみました。建設候補地は、芳賀地区1市5町より3箇所以上を抽出し、全38箇所の中から1次評価により9箇所、2次評価及び視点別順位付けにより4箇所に絞り、その後先進事例、上地の有効利用、周辺環境の状況、ごみの排出量、ごみの運搬距離・効率化、1目に約300台のトラックによる交通渋滞問題等を検討した結果、総合的に評価し有力候補として1箇所に絞り、真岡市堀内地区に決定したようであります。
 堀内地区が平成18年11月に候補地と決定してからは、12月に真岡市議会、候補地6区長、真岡市の自然を守る会への説明を行っております。平成19年に入ってからは大内地区区長会に概要説明後には各地区説明会を3回行い、理解を求めております。その間にもダイオキシンの説明会を2回、施設見学会として佐野市みかもクリーンセンターと宇都宮市クリーンパーク茂原を2度現地視察を行っております。
 ごみは生活をしてゆく中で排出されますし、施設が老朽化すれば更新をしなければなりません。年々国の基準は高く厳しく成って来ていますので、その基準に基づいて建設されますし、国庫補助も受けることが可能であります。ダイオキシンがいつも問題化されていますが、全国のごみ焼却施設で運転停止に陥った施設はありません。今後はきちんとした説明責任と正しい理解の元ですすめてほしいです。

視察研修の成果及び所見

視察先 静岡県掛川市
視察日時 平成19年11月7目(水)午前10時〜11時45分
視察内容 市庁舎の建設について


○ 掛川市庁舎の概要

平成8年3月 完成 (平成6年6月工事着工)
敷地面積 38,000u
建築面積 4,767.72u
延床面積 1 6 , 135.58u
階  数 地下1階、地上6階、高さ21.8m
構  造 鉄筋コンクリート造および鉄骨造
総事業費 61億3,540万円
  (内訳)庁舎建設 44億7,540万円、設計・管理 2億1,560万円
     外構工事 2億9,140万円  OAシステム 5億470万円
     備品購入 3億6,500万円  その他 2億8,330万円
財源内訳 基金繰入金 30億5,140万円
     一般財源  10億3,950万円
     起  價  20億円
     県補助金  4,450万円

○ 視察所見

 旧庁舎は、昭和31年に建設され、約40年が経過し、地震対策や老朽化、狭陽性、駐車場不足等の問題により、これらの問題を解決するため、新たな場所を選定し、建替えることとしたとのことであった。
 新庁舎建設は、新幹線掛川駅設置に伴い一度延期されることになった。しかし、市民アンケートや市民が加わったプロジェクト委員会などが、候補地の選定から設計に至るまでの参加し建設に結びついたとのことであった。
 建設の基本理念としては、1.生物循環バビリオンと下水処理場と3点セットとし、生涯学習の総本山パークの形成。2.市民主体の市政を推進するためにふさわしい機能を有する施設。3.ふれあいの場が多く、将来の発展に柔軟に対応できる施設。4.市のシンボル、ランドマークとして市民の誇りとなる建物。を建設することで計画が進められた。まさにそのとおりの市庁舎であった。
 何より感じたことは、日光今週風に気を配りとても明るく、ゆったりと配置され、市民にとって大変利用しやすそうであり、開放感にあふれた市庁舎であったことである。また、手すりには点字版が埋め込まれ障がい者にも配慮されており、情報発信の基地としての整備もなされ、庁内LANなどのOA設備も完全に施され、将来の発展にも対応された市庁舎であると痛感した。さらに、議場の扇状の屋根は、堂々として市のシンボルとしてふさわしい風格であった。
 しかし、あまりにも吹き披けが多く、冷暖房の効果や、建設費などの費用対効果も十分検討すべきと考える。
 真岡市においても、現庁舎は老朽化し駐車場問題などを考えれば建て替えは近い将来と考える。現在、市庁舎建設基金を設け将来の建設に備えているところであるが、具体的には、二宮町との合併後になることであろう。建設に当たってば、市民の利便性を優先し、ふれあいの場、そして、市のシンボルとなるような建物を考えるべきであろう。さらに、災害時には、災害本部の機能を十分に発揮できる庁舎とすべきである。
費用面でも、多額な費用を要する施設であるので、計画にあたってば、優先順位をハッキリさせ、慎重に行なうべきである。 また、建設時には、総事業費の概ね半分は基金で賄う必要があると考えられるので、基金の積み立てについては、増額する昌要があると考える。


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