【3月11日】

数日前に勤めていた会社を辞めてしまい『先輩の選挙を手伝わせてください』と、しおらしいことを言ってきた後輩がいて、この日は午後から後輩を連れて何をするでもなく車を走らせていた。
午後3時前、国道294号線を走っていると後輩の携帯に着信音が。『何だ、今の音?』『緊急地震速報っすよ。これがなると間もなく…』と説明を聞いている最中に車が大きく揺れ出す。
揺れがおさまった直後『へぇー、真岡市は震度6強ですって』という後輩の話に、『いくら何でもそれは間違いだろう…』とタカをくくっていた。聞けば震源地は三陸沖。いよいよ誤報だと思った。
ところが東郷、荒町周辺の住宅地に入ると、大谷石の塀がなぎ倒され、屋根瓦が剥がれ落ちている光景が続き、呆然となる。
『ってことは、市役所は…』駆けつけてみると職員は外に避難しており、再び襲ってきた余震で庁舎が大きく左右に揺れる。建物が自ら地団駄を踏むように揺れる光景を、生まれて初めて見た。
ちなみに、我が家は…。買い物から帰ってきていた母(結果的に2人とも外出していたので無事でした)と恐る恐る入って見ると、仏壇がなぎ倒されていた。
そして2階にある自分の部屋は、本棚が倒されて(地震用のストッパーは付けていたのですが)、その奥のパソコンが床に叩きつけられていた。普段はここに寝ていることを考えると『この地震が夜起きていたら…』そう考えると背筋が寒くなる。