【3月31日】

平成22年度の最終日。町なかでブラジル人の知り合いとバッタリ会う。
聞けば、明日家族ともども真岡市を離れ、母国・ブラジルに帰るのだという。
世界同時不況の影響を受け、真岡市内に住んでいた外国人も2年前から母国に帰るケースが多くなっていた。
そんな中にあって、これまで真岡市内で食料品店を営みながら、ブラジル人達の生活改善や市民との交流にも力を尽くしてきた彼だった。
彼に踏ん切りをつけさせたのは、今回の地震だったようだ。
『この地震は、僕に“ブラジルへ帰って来い”と言っているんだと思うよ』
引き止める言葉が見つからないし、言える立場でないことも分かっているが、やはり寂しい。