【7月6日・午後】

茂木町で行われたセミナーにお邪魔をする。
『目指せ6次産業!地域活性化』という演題で、講師は三重県伊賀市の農事組合法人『伊賀の里 モクモク手づくりファーム』で代表理事をされている木村修氏が務めた。
木村氏は元々、三重県内の農協職員として主に豚肉の販売促進を担当していた。同じ三重県内でも松阪牛が売り手市場だったのに対して、豚肉の販売が苦戦を強いられていたことが『ブランド化』を意識するきっかけだったという。
その後、農協を辞め、約20年前に農事組合法人を興して、美味しさと安全・安心という看板を掲げて、地元産の豚肉のブランド化を進めてきた。
しかし、『1次産業は、どんなに頑張ってもメーカー・小売業の“下請け”でしかない』という考えに行き着き、1次産業(農業)×2次産業(食品製造)×3次産業(販売・観光)を組み合わせた『6次産業』を目指すようになった。
『同じ食べ物でも、メーカーのものは“工業製品”、我々がつくるものは“農作業の延長線上”。その部分を伝えてこそ、支持してくれる人々が出てくる』
『ブランド化』を叫ぶことは簡単だが、独り歩きをしやすいのも事実。『その中にブレのない信念と哲学こそ重要』という木村氏の話は非常に興味深かった。
何より、茂木町の方々が平日の昼間にも関わらず、講演を聞くために大勢集まっている状況を目の当たりにして、地域おこしに対する問題意識の高さに驚かされた。