【7月9日】

埼玉県本庄市(旧・児玉町)のシルクドームで行われた、日本青年会議所関東地区協議会のこだま大会に参加した。
今回の大会の特徴は、研修・シンポジウムの類が充実していたこと。メインフォーラムの講師は『五体不満足』の著者で知られる乙武洋匡氏(写真撮影が禁じられていたのが残念)。
また、午前中のシンポジウムでは、原口一博・前総務大臣と猪瀬直樹・東京都副知事によるトークショーが行われた。ともに“論客”として知られるが、地域主権を異なった立場から唱えてきた2人を同じテーブルに並べたのが非常に興味深かった。話は地域主権のあるべき姿からはじまり、東日本大震災後の対応に見られた課題、今後の電力調達にまで話が及んだ。
また、大会前から個人的に関心があったのは、日本政策投資銀行地域振興部参事役である藻谷浩介氏が登場した『地域活性化シンポジウム』。藻谷氏は、著書『デフレの正体』がベストセラーになるなど、詳細なデータに裏付けられた国内経済の課題に関する指摘には定評がある。
『リーマンショック以降、我が国からの輸出は半減したが、現在では回復している』『海外に対しては儲けているが、国内で売れていないのが問題』『人口減少社会に突入していることを直視しなければ、日本の再生は不可能である』『東京は遊びに行くところであって、相手にするものではない。明日、東京がポッカリと湖になっても自分達の地域が生き残れるか考えて欲しい』という持論を展開した。
さらに今回は、震災が遺した教訓についても具体的な資料や画像を用いながら触れ、今まで自分が感覚として持っていた考えとは全く違う結論に、目から鱗が落ちる思いだった。