【11月1日】

真岡青年会議所では、現在『キャリアアドバイザー事業』というものを実施している。
これは、真岡市を含めた芳賀地域の中学2年生を対象に『働くことの意義』や『中学時代に何をすべきか』といったことについて、社会人の立場で伝えていくというもの。
『中村さんもやってみませんか?』と青年会議所のメンバーに誘われて気安く受けてはみたものの、準備の段階で『やってしもうたー!』と頭を抱える。
ただ単純に、自分の仕事を自己紹介がわりに説明するにしても、『なぜ議員になったか』『議員になるまでのプロセス』『市議会議員の仕事とは』等々、社会科・公民の授業のようになってしまう。何より製造業などと違い、議員が生産する“政策”という商品は、形がある訳でもなく説明がしにくい。ましてや、生産の過程で重要になるのは、対市長、対職員、対議員などとの水面下での交渉、根回しであって、中学生に言うべき話とは思えない。
悩んだ挙句、若者の就業指導を仕事としている知人に相談したところ『難しいことは考えずに、体験談や失敗談を素直に伝えればいいんじゃないの?』と言われ、少し気が楽になって、“決戦の場”(?)である真岡東中学校に向かう。
とにかく、今まで先輩議員に言われたことや、議員としてやりがいを感じた出来事を整理して、『これは中学生にも必要なことだよなぁ』ということを伝えるよう心がけた。
また、教育問題はこれまで議会でも訴えてきたことであるので、あいさつや勉強、スポーツ、友人関係の構築などの必要性は『俺が学校の先生ならば、子ども達にこんな感じで教えるかなぁ』という気持ちで話して見ることにした。
黒板の前に立って驚かされたのは、生徒達があくび、居眠りはおろか(午後からの授業なので覚悟していました)、よそ見もせずにこちらの話をずっと真剣に聞いてくれていたこと。
授業の終了時に花束までいただいて(選挙の時ももらえなかったのに!)感激してしまった。
それにしても…今回中学生達に『仕事の意義』を伝えることを通じて、むしろ自分の方が『議員の仕事とは何ぞや』ということを改めて考えさせられたような気がする。