【2月9日】

真岡青年会議所の例会がグランドホテル静風で行われた。

今回は『日本人の心~先人に学ぶ日本人の美徳~』と題し、アサヒビール名誉顧問の中條高徳氏を講師としてお招きした。

中條氏は、昭和50年代低迷していたアサヒビールの再建に奔走し、『スーパードライ』の生みの親として知られる。経済界の第一線を退かれた現在は、日本人の美徳をテーマとして、全国各地で精力的の公演活動を展開している。

中條氏は民族が滅びる三大要素として、(1)理想を失った民族(2)物の価値にとらわれて心の価値を見失った民族(3)自国の歴史を忘れた民族であると述べ『今の日本も当てはまるのではないか』と警告を発した。

その上で、歴史を学ぶことの重要性に触れ『なぜ近代国家・日本は成立しえたのか』『なぜ中国周辺の国で植民地化されなかったのはタイと日本だけだったのか』そうしたことを考えてほしいと呼びかけた。

結びとして、日本人は『恥の文化』をベースとして『人間学』を重視した教育が展開されてきたが、戦後は『時務学(生きる算段の学問)』に重きが置かれてしまっている。日本人の美徳をもう1度取り戻すためには教育の再生が必要であると訴えた。

この講演会の後、中條氏とチャッカリ写真に納まる私…。御年85歳、一時期お体をこわし移動の際には車イスに乗られているものの、まだまだ意気軒昂といったオーラを発している方だった(私のような若造も負けていられません)。