【6月30日】

真岡青年会議所の例会が益子町で開催された。今回は、日本総合研究所主任研究員の藻谷浩介氏を招いてのフィールドワークと講演会が行われた。今年3月にも藻谷氏の講演会が行われたが、今回はそれを受けての実践編だった。

まず、昼過ぎから益子町内を藻谷氏と散策しながら、町の観光地としての魅力や課題について論じあった。このフィールドワークには益子町の大塚朋之町長や役場の職員も参加した。こういう姿勢は、真岡市の関係者にも見習ってほしいと思う。

昔ながらの建物がきれいに保存されていたり、空き店舗を活用したおしゃれなカフェや骨董屋があったり…。普段は車で通過してしまうだけの場所が、こうしてゆっくりと歩いてみると、今まで発見できなかった魅力を知ることができる。

その一方で、案内板が少ないなど、歩行者目線で見たとき不親切であることなどが課題として指摘された。

フィールドワークの後の講演会で藻谷氏は、益子町は想像していた以上に観光地としてのポテンシャルが高いとしつつも、景観保全など、その魅力をより引き出す努力が必要と述べた。

『非日常ではなく、過ごしたかった日常こそお客様の求めるもの』という、大分・由布院の旅館主人の言葉を引き合いに出しながら、観光地がリピーターを増やすためには『地域独自の生活文化を体験できる仕掛けづくり』が必要であり、そのためにも『地元民がユニークな生活をしている地域』にしていくことが大切だと強調した。

真岡市も今、観光事業に力を入れているが、藻谷氏の話を聞いていると、取り組み方のポイントがいささかズレているという思いを強くする。