【1月23~24日】

『関東若手市議会議員の会』の役員会・研修会が茨城県つくば市と取手市で行われ、1都7県から50名を超える議員が参加した(多くの方にご参加いただけたことは会長として感謝、感謝です)。

(つくば市)

つくば市では『国際戦略総合特区』について視察。国際戦略総合特区は、国の新成長戦略の1つで、先駆的な取り組みを行う実現性の高い区域に、規制緩和だけでなく税制、金融、財政上の特例などを集中させるもの。

つくば市は、研究学園として数多くの研究機関やベンチャー企業が集まっていたが、横の連携が弱いことが課題となっていた。そうした中にあって、一昨年に特区の指定を受けて、産学官の連携を制度面からサポートしている。現在は『次世代がん治療』『生活支援ロボット』『藻類バイオマスエネルギー』『世界的ナノテク』の4つを先導的プロジェクトとして掲げている。ちなみに、現在7つある国際戦略総合特区の中で、1つの市にエリアを絞っているのはつくば市だけであり、つくば市の行政サイドの攻めの姿勢を窺うことができる。

なお、今回の視察では、セグウェイの体験試乗(つくば市は『国際戦略総合特区』と同時に『モビリティロボット実験特区』の指定も受けている)も行われた。う~ん、これでつくば市内を走れるのであれば観光の目玉にはなるかも知れないが、将来的に高齢者の移動手段として考えているのであれば、もう少し乗りやすさは研究が必要と、己のバランス感覚の悪さを棚に上げて批評してみたりする。

(取手市)

取手市では『議会改革』『災害FM放送局』『放射能除去』の3テーマで研修を受けた。

特に、議会改革については倉持光男議長から直接ご説明をいただいた。

取手市議会では、平成23年3月に『議会基本条例策定調査特別委員会』が設置され、議会基本条例が制定されるまでの9ヶ月間で17回の会議が行われた。その際、パブリックコメントや意見交換会を実施し、市民からの意見も広く聴取している。

元々、取手市議会は議会改革に熱心なことで評価されていたが、この条例制定によって目指すべき議会のあり方が体系化されたと言える。

今回の研修で何よりも感心させられたのは、取手市議の皆さんの意識の高さである。今回はあくまでも『関東若手市議会議員の会』の研修会であったが、地元で開催されているということで、ベテラン・中堅・若手を問わず多くの議員さん達に足をお運びいただいた(こういうことは私自身初めての経験です)。

災害FM放送局は、東日本大震災の教訓を受けて昨年8月から開局したもの。関東エリアでは利用可能な周波数の空き領域がなかったのが、地デジへのにより空き周波数が生まれ、一時的に利用できるようになった。

防災無線に比べて聞き取りやすく、震災や竜巻の際に課題となった行政情報の伝達方法として興味を抱いたが『利用期間が一時的(今年1月末で終了)』であることや、『放送時間が市役所の開庁時間のみ』であるため、今後の動向についてはもう少し注視する必要がある。