【11月20日】

029障がいを持った子ども達の就労について調査をするため、益子特別支援学校を個人視察した。

きっかけは、知人が同校の就労支援に関わるようになり、生徒達の就職にいたるまでの苦労話を聞いたことだった。自分もこれまで障がい児の様々な課題について取り組んできたつもりではいた。しかし、彼らが大人になった後の問題については、恥ずかしいくらい認識が甘かったとその時痛感した。

今回の視察では、就職担当の先生からお話を伺った後、授業や実習の様子を見学した。現在、同校には約200人の児童・生徒が主に芳賀地域から通っていて、そのうち高等部の生徒が90名。最上級生の高校3年生は30名ほど在籍し、例年就職することができるのは、3分の1の10名程度なのだという。

先生によれば、就職できるか否かの問題もさることながら、その前段としての職場での実習の受け入れ先を確保することも(さらに言えば、そのお願いや説明をする企業を見つけることも)大変難しい状況のようである。

作業場で行われている実習では、高校2~3年生達が工作機械やバーナーなども使いこなしてベンチを製作していた。黙々と作業をこなしている彼らにあれこれと質問をぶつけてみた(スミマセン…どこへ行っても私は“質問魔”なのです)。無論、障がいの内容や程度にもよるのだろうが、1人1人ハキハキと受け答えをしていたのが印象的だった。

彼らの様子について、単なるイメージではなく正確な情報を社会に伝えていくのは、見学をさせていただいた自分のような者の役割なのだと思う。