【7月6日~8日】

市議会の民生文教常任委員会が、福岡県春日市と佐賀県唐津市へ行政視察を行った。

今回の視察では、①コミュニティスクール、②介護支援ボランティアの2つがテーマだった。

【春日市】

P1030178『コミュニティスクール』とは、教育委員会から任命された保護者や地域住民が、一定の権限と責任を持って教育活動に関われる制度を有した学校のこと。

今回視察した春日市では、平成17年度からコミュニティスクールの制度を導入(全校導入は22年度から)し、地域と学校との連携を深めている。

学校内における問題を地域全体でカバーする体制が構築され、『教員の多忙感解消』から生徒への指導力の向上につながり、結果として『学力向上』や『いじめ問題の解消』などの効果を生み出している。

なお、この取り組みは、学校と教育委員会の業務全体を見直すとともに、教育委員会の活性化を図ることを目的とした『エデュケーションかすが』という計画の一環として行われている。

『教員の多忙感』について改善を図り、いかにして子どもと向き合う時間を増やしていくか。これは、全国の教育現場において共通の課題であると言える。

真岡市としても、学校と教育委員会の業務を早急に見直すとともに(ここにメスを入れていかなければ意味がないと感じました)、『コミュニティスクール』の実現に向けて、議論を進めていかなければならないと感じた。

【唐津市】

027-2真岡市でも、昨年度から高齢者、障がい者、子育て中の親などを支える活動に商品券と交換できるポイントを付与する『地域共助活動推進事業』がスタートしたばかりである。

ただし、各自治会にかかる負担が重く、ポイントの付与方法も複雑なため、実施している自治会は4つ(熊倉4区、東郷団地、東大島、並木町)にとどまっている。

一方、今回視察した唐津市では、65歳以上の市民が介護施設などでボランティア活動をした場合、ポイントが付与され、年間最大5000円の交付金が受けられる『介護支援ボランティア制度』を実施している。

唐津市の担当者から説明を聞きながら、対象が高齢者に限られていることや、最終的に受け取るものが現金であることについては正直なところ疑問を抱いた。

ただし、ポイント付与の方法が極めて簡潔(施設の担当者が判を押し、それがポイントとしてたまる仕組み)であり、そのため対象の介護施設は唐津市内の79ヶ所に及んでいる。

これは個人的な意見だが、真岡市において今後『地域共助活動推進事業』を普及させていくには、いささか大がかりにスタートしてしまったことを反省し、今回の唐津市の取り組みを1つの参考としつつ、千葉市で取り組まれている地域通貨『ピーナッツ』(2010年9月18日の日記で紹介)のような形に見直してはどうかと考える。