【11月26日②】

大学時代からの“悪友”である倉山満が、栃木市内で講演をするというのでお邪魔をさせていただいた。倉山と私は大学こそ違うが、同学年の弁論部員として一緒に活動をした仲間である。彼と学生時代の思い出話をしていると、聞いている周囲がドン引きするようなエピソードだらけの“悪友”である。
現在、彼は歴史研究家として執筆活動や講演などを精力的に行っている。
今回は、栃木県内で彼を慕う方々が集まり(つくづく幸せな男だと思います)、『大日本帝国憲法』についての勉強会が行われた。
倉山が講演の中で訴えていたのは『憲法というのは本来、その国の文化・伝統そのものであり、それを確認するために文章化されたものである』ということであり、昨今の憲法改正論議への違和感を示しながら、伊藤博文をはじめとする日本人が10年という年月をかけながら制定させた『大日本帝国憲法に対して冷静な再評価を加えよう』というものだった。
世間では彼を『過激な発言も辞さない右寄りの学者』と評する人も多い。
人間関係というのがつくづく面白いと思うのは、私自身、学生時代から今日に至るまで、彼の主義・主張に100%賛同している訳ではなく、むしろ学生時代などは意見が対立していたことの方が多かったということである。それでも、今もこうして交流ができているのは、ひとえに彼の真摯さによるところが大きい。
彼の凄いところは、主義・主張が根幹部分でブレが全くないということだ。周囲に言葉を発する前段で、どれほどの研鑽と議論を積み重ねてきたのだろうか…。
だからこそ、私も信頼を寄せてアドバイスを求めることのできる“悪友”なのである。
それにしても、受付を担当していた方に『倉山先生が中村様のための席を用意しておりました』と言われたので、会場に入ってみると用意されていたのが講師の真ん前の席とは…。
倉山、これはいくら何でも悪戯が過ぎるだろう!