【3月25日】

真岡自然観察会の活動で、茂木町の焼森山を訪れた。

この山では、3月中旬から4月上旬にかけてミツマタの群生が見られる。

私も初めてお邪魔したが、ピンポン玉と同じくらいの黄色い花が山の一面に咲いている様子は、まさに壮観の一言!何よりも驚かされたのは、お世辞にも交通の便が良くないこの地域に、県の内外から観光客がひっきりなしに訪れていること。

ミツマタは、紙の原料などとしても知られている。名前の由来は枝が必ず3本に分かれていることからきているらしい。

この地域のミツマタは、旧逆川村(現:茂木町)が戦時中に紙不足を危惧して植えたことが始まりとされている。その後、戦後復興の中でミツマタは人々の記憶から消え失せていた。それが、平成17年に茂木中学校の校舎建設の資材として焼森山の木を間伐したことを契機に、暗かった山の中に光が入り、結果としてミツマタが一気に成長をしたらしい。

地域の魅力・財産というものは、案外地元の人さえ気が付かない場所に眠っているものだということを改めて教えられたような気がする。