【2月5日~7日】

現在、私が代表を務めている会派『もおか新時代』の視察研修で、広島県廿日市市と尾道市、そして山口県の山陽小野田市を訪れた。

今回のテーマは①商店街の活性化、②空き家再生、③学校給食センターの3つだった。

(廿日市市)

廿日市市は『けん玉』の発祥の地とされていることから、平成26年に廿日市駅前の商店街を『けん玉商店街』という愛称に改めた。

廿日市市の観光協会などが『けん玉ワールドカップ』を誘致させ、それに合わせて『けん玉』の専門店がこの商店街に出店したことなどが、商店街に愛称をつけたきっかけとなっている。ちなみに、ワールドカップは平成26年から同市で毎年行われ、今では約200ヶ国から競技者が集まる1大イベントとなっている。

商店街の各加盟店でも『けん玉』を軸とした活性化策に協力的(1つのことにみんなで盛り上がろうとする意識が大切だと思いました)で、視察中に立ち寄った和菓子店の『けん玉もなか』をはじめ、商品開発にも熱心だ。

こうした取り組みについて、マスメディアなどへ繰り返し情報発信をすることにより、商店街の認知度が市外にも徐々に高まり、新規出店への問い合わせ件数も増加傾向にあるという。

なお『けん玉商店街』は、平成28年度に中小企業庁の『はばたく商店街30選』にも選ばれている。

(尾道市)

私達に説明をしてくれたNPO法人『尾道空き家再生プロジェクト』の豊田雅子氏は、大学卒業後、大阪でツアーコンダクターの仕事をしていた。そうした中、ふるさとの尾道市で空き家が増加しているというTVニュースを目にする。

彼女が尾道へ戻り、当初は自身のセカンドハウスを探していたのだが、徐々に空き家再生の取り組みに活動を発展させていったのは平成18~19年頃から。

今回の視察で『見事だな~』と思ったのは、地元の情報の発信の仕方(ネガティブな情報さえ、楽しく発信していました)と、それでも尾道への移住を希望する人々に対するキメ細やかな取り組みである。改修のアドバイスや専門家の派遣、さらには実際の改修作業の補助までサポート体制を整えている。また、子育て世代を対象としたサロンも設えているのも大きな特徴として挙げられる。そうした取り組みは、2年前に視察で訪れた徳島県神山町のNPO法人『グリーンバレー』に相通ずるものがあると率直に感じた。

現在、NPO法人『尾道空き家再生プロジェクト』では、尾道市が行っている空き家バンクの業務の一部を受託している。

同法人が扱っているエリアは、約500軒の空き家があるとされている尾道市の中心部などだが、これまでに成約に至った物件数は約120軒に及び、今もなお海外在住者を含めて約1500人が、空き家物件の情報提供を求めているというから驚きである。

(山陽小野田市)

山陽小野田市の学校給食センターは、平成30年9月に本格稼働をしたばかり。全国的に見ても非常に新しい施設である。

国際的な食品衛生基準であるHACCP(ハサップ)にも適合し、調理室においてはスタッフの移動さえも極力抑え、食べ物だけを移動させる『パススルー方式』が採用されていた。

また、食物アレルギーの子ども達専用の調理室も完備しており、最新の給食センターとはこういうものなのかと驚かされた。

1月に会派で真岡市の第一学校給食センターを視察したばかりだが、昭和54年4月の供用開始から40年以上が経過しており、施設の老朽化や食物アレルギーへの対応ができていないなど課題が多い。

現在、同センターの『整備基本計画』の修正作業が進められているところだが、今回視察した山陽小野田市の学校給食センターの状況と比較しながら、その内容に注目していきたいと思う。