【3月18日】
2月定例議会が閉会日を迎えた。
今回、執行部から提出された令和2度真岡市一般会計予算をはじめ、計38件の議案(会期中に補正予算の2議案が追加)がいずれも原案通り可決された。
総務常任委員会にて反対の立場をとった『太陽光発電設備の適正な設置及び管理に関する条例』の制定については、その後も所属会派である『もおか新時代』のメンバーはもちろんのこと、他会派の議員や執行部などとも議論を重ねた。
その結果『もおか新時代』全体として反対の立場をとるということでまとまり、最終日であるこの日、私が会派を代表して反対討論をさせていただいた。
結果としては、賛成多数で条例案は可決されたが、ここに至るまで『どういう対応を取るべきか』何度も集まって議論を重ね、最終的に私の想いに寄り添ってくれた会派のメンバーには感謝の気持ちで一杯である。
『二元代表制』である地方議会の場合、国会とは違って『与党』『野党』という明確な立場はとりづらい。あくまでも、市長をはじめ執行部とは、常に『是々非々』の関係を保つべきで、疑問にぶつかった時には、率直にその考えをぶつけていかねばならない。
今回のように、全体として1つの方向にまとまりつつある時、それに『待った』をかけるのは、とても悩むし、勇気がいる(決して気持ちのいいものではありません)が、今後も、その姿勢だけは堅持していきたいと思っている。
反対討論の内容はこちらから。
【3月16日】
真岡市議会の場合、新年度の予算審査については、各常任委員会で審査された後、慎重審査を期して、全議員で構成するこの予算審査特別委員会(全員が集まるため、一般質問と同じように議場を使って行います)で再審査を行う流れとなっている。
ちなみに、予算や決算の審査方法は、議会によって大きく異なり、他の自治体の方法を聞くと『そういうやり方もあるのか!』と驚くことも多い。
今回、私は以下の10項目について質疑を行った。
1. ひきこもり対策事業費
2. 放課後児童健全育成事業費 3. 特別支援に係る専門家派遣事業(保育所関連) 4. 補足給付事業費 5. 工業振興対策費 6. 事業承継者支援補助金 7. 複数担任制のための非常勤講師配置事業費 8. 学校図書館専任司書配置事業費 9. 市民会館費 10.国際大会等出場者奨励金 |
新年度は『真岡市総合計画2020-2024』の初年度にあたることもあり、新規事業や目玉事業が多いのが特徴。
そのため、事業の具体的な内容について質疑を行う議員が多く、8名の議員が計56項目の事業について市当局の見解をただした。
【3月10日~11日】
私が所属している総務常任委員会が2日間にわたって行われた。
総務常任委員会は、以下の19の部署について所管をしている。
秘書室、総合政策課、新庁舎周辺整備推進室、総務課、情報政策課、財政課、新庁舎建設準備室、税務課、納税課、監査委員事務局、選挙管理委員会、公平委員会、市民課、二宮支所、市民生活課、環境課、国保年金課、会計課、議事課(議会事務局) |
3日~6日まで行われていた他の委員会同様、総務常任委員会でも新年度の予算審議が主要テーマ。
コミュニティFMの開局や、災害用の備蓄倉庫の整備など市独自の新規事業、さらには新年度から全国の自治体で始まる『会計年度任用職員制度』に関することなどについて質疑をさせていただいた。
ただし、予算審議以外の部分で、議案として出されていた『太陽光発電設備の適正な設置及び管理に関する条例』の制定について、その有効性に疑問を抱く部分が多く、あれこれと質疑もしたのだが、今回の答弁では納得ができず、反対の立場をとることにした。
【3月3日~6日】
2月定例議会の常任委員会が始まった。
今回の常任委員会での主要テーマは、令和2年度の当初予算。
3日~4日は民生文教常任委員会、5日~6日は産業建設常任委員会が行われ、私も両委員会を傍聴した。
以前にも日記に書いたことがあるが、今年度から真岡市議会では、各常任委員会を異なる日に開催するようになった。
このことにより、議員も自分が所属をしていない委員会の審議を傍聴できるようになったのである。今回、どの委員会に行っても5~7名の議員が傍聴をしていた。
いずれの委員会でも活発な質疑が飛び交い(もしかすると、同僚議員に見られているということで、従来よりも緊張感をもって審議に臨んでいるということもあるかも知れません)、傍聴している側も大変参考になる。
10日~11日には、私が所属する総務常任委員会が開催される予定。
【2月27日】
この日、私は2人目として登壇し、会派『もおか新時代』を代表して5件の課題について質問を行った。
1.『全国いちごサミットin真岡』終了後の対応について
①今後の開催方式について ②本市においての『アフターイベント』について 2.コミュニティFM局の開局について ①開局後の番組編成と有事における放送体制について ②FM局全体としての運営費や収入などについて 3.真岡鐡道に対する支援策について ①『真岡鐵道経営安定補助金』について ②今後更新が必要となる設備について ③利用者増に向けた取り組みなどについて ④DMV(デュアル・モード・ビークル)について 4.市街化調整区域の今後のあり方について ①栃木県が実施する市街化調整区域の開発許可基準緩和について ②地域住民と行政が研究・議論を行う場の設置について ③東沼小学校の利活用について ④山前南小学校、中村東小学校、中村南小学校の利活用について ⑤廃校後の利活用を促進するための支援策について 5.学校給食センターの整備計画について ①『学校給食センター整備基本計画』について |
執行部は答弁の中で、
◆今年11月に開局予定の『コミュニティFM』は24時間の放送体制とし、災害時にも対応できるよう『AIアナウンサー』の導入を検討していること
◆今後、真岡鐵道の施設更新費として約2億900万円(うち真岡市負担分は3170万円)を見込んでいること などを明らかにした。
また、延期が決まった『全国いちごサミット』であるが、今後の開催方法については『全国の主要産地などで、継続的に開催できることが望ましい』との考えを示した。
【2月26日】
この日行われた議員協議会において、石坂市長から3月14日(土)、15日(日)開催予定の『全国いちごサミットin真岡』について、当面の間延期することが発表された。
これは、現在大きな課題となっている『新型コロナウイルス』の流行を考慮してのもの。
実を言うと、この5日程前に同僚議員から『いちごサミットは延期すべきではないか』という疑問が投げかけられた際には『そこまでの必要はないのでは…』と感じていた。
しかし、それ以後の感染拡大の速度には言葉を失う。自然災害とは全く異なる恐ろしさを痛感した次第。
元々『全国いちごサミット』は、石坂市長の公約の目玉として掲げられてきたもので、2年以上にわたって準備が進められてきた。そのため、市長や実行委員会をはじめ、このサミットの準備に携わってきた方々にとって、本当に苦渋の決断だったと思う。
しかし、現在の状況を考えると、最も賢明な判断ではなかったかと考える。
【2月24日】
久保記念観光文化交流館で『鬼怒乃家船遊没後10年追善落語会』が行われた。
鬼怒乃家船遊こと秋山聿之さんが、病気によりお亡くなりになったのは平成22年のこと。早いもので10年の月日が流れた。
盲導犬を連れた全盲のアマチュア落語家として各方面で知られ、真岡落語研究会の仲間として私達と一緒に活動をしてきた。
彼が生前に高座で披露した落語のネタは約400にも及ぶ。1つのネタを覚える労力を考えると、本当に驚くべき数字と言うよりほかない。
この落語界では、秋山さんと一緒に活動をした経験のある7名が高座に上がり、私も出演をさせていただいた。
さて、この日は読売新聞の記者の方が、私達の会の取材に来てくださり、後日(3月4日の栃木版)に記事が掲載された(大感謝です!)