12月定例議会 中村の一般質問

答弁:福田武隼 市長
馬場 照夫 産業環境部長

真岡木綿の振興策について

【質問】
今年度、真岡市では約9,700万円をかけて『真岡木綿会館』が建設されることになった。今後の課題として考えられるのが、来館者が利用する駐車場の問題である。そこで、

  1. 『真岡木綿会館』の来場者をどのように予測しているのか。
  2. 現時点で駐車場として活用を考えている所で、駐車可能な台数はどの程度なのか。

また、以前の答弁では『大型バスの場合、真岡木綿会館前で観光客が降り、久保講堂南の市民広場に駐車していただく方法もある』とのことだったが、これでは観光客に不便を強いらせる。

  1. 地元商店会などに協力を仰ぎ、さらなる駐車スペースを確保する努力が必要であると考えるが。

【答弁】

  1. 真岡木綿工房の平成18年度実績を基準に2割増と考え、1日平均来場者を約10人、

年間来場者を約3,000人と想定している。

  1. 普通乗用車は、真岡市物産会館南側の駐車場と、近隣の金融機関駐車場で約30台と考えている。大型バスについては、久保講堂南側の市民広場に駐車してもらう方法で対応する。
寿町の中央商店街振興組合で管理している駐車場は、土・日・祝日は無料開放しているので、『真岡木綿会館』への来場者の駐車場として借用することで了承を得ている。

【質問】
真岡市は、木綿に関連する施設が集積しておらず、『真岡木綿会館』の整備のみで、観光客数を大幅に向上させるのはなかなか難しいことと思われる。『真岡木綿会館』のオープンに合わせて、その周辺で何か定期的なイベントを開催し、誘客に努めてみてはどうか。例えば、『朝市』などができれば、市内の農家と中心市街地商店街の人的交流も活発になり、地域の活性化にもつながると思うが。
【答弁】
商工会議所に組織されている『中心市街地活性化推進協議会』において、真岡木綿会館、物産会館、金鈴荘を連携させた定期的なイベント開催を計画している。
中心市街地活性化事業として、観光客や市民の交流も期待できるので、市としても支援していく考えである。


【質問】
真岡木綿は今も、全ての作業工程を1人が担う方法がとられている。これは、単純に弱点と決めつけるべきものではなく、今後のやり方次第によっては『作り手の顔が見える商品』という強みにもなり得る。
しかし、現在織り手は15名という状況にある。今後どのように織り手を育成するのか。また、最終的には何人位の体制にしていく計画なのか。
【答弁】
平成20年1月から『技術者養成講座』の第9期生として、8名を募集することになっている。最終的に織り手の体制を何人程度にするかについては、建設される『真岡木綿会館』が生産工房というだけでなく、来場者が機織りや染色を体験できる施設でもあるので、約30名が必要であると考えている。


【質問】
真岡木綿の一層の振興を図るためには、より魅力ある商品開発が必要であるが、今後どのような取り組みをしていくのか。
またインターネットで検索すると、最近は、様々な布を活用し、小物・雑貨類を製作・販売しているグループを数多く存在できる。そうした団体と連携を図り、新しい商品やデザインを検討するのも、1つの方法ではないだろうか。
【答弁】
現在、真岡木綿の製品については、40種類63品目を取りそろえている。特に平成17・18年度に、新商品開発に力を入れた結果、新たに5品目が製品化された。今後も引き続き、消費者ニーズを的確に把握しながら、付加価値の高い商品を開発していきたい。
なお、他業種との連携については、真岡木綿保存振興会の中で検討していく。


【質問】
来年夏に向けて、真岡木綿を活用したクールビズを開発することはできないものか。確かに、真岡木綿の生地を全面使用すると高価格になってしまうが、胸元など一部分のみであれば開発は可能であると考える。
また、開発されたクールビズについては、市役所、市議会、商工会議所などの関係者が率先して身につけ、真岡木綿のPR努めてはどうか。
【答弁】
真岡木綿の生地を一部使用した開襟シャツなどを、試作することは可能であるので、試作品を『真岡木綿会館』に展示し、来館者の反響を参考にしたい。

なお、市役所、市議会、商工会議所などの関係者が見につけることについては、生産体制の課題もあるので、現時点では難しいものと考えている。

ごみ処理施設の建設計画について

【質問】
今、真岡市では『真岡木綿会館』の建設、『農産物販売交流施設』の整備、PR番組の制作・放映など、観光を切り口とした交流人口の拡大に力を入れている。
それにも関わらず、現時点でも真岡市の顔であり、今後も交流人口拡大の拠点になる井頭公園の周辺に、ごみ処理施設建設を計画するというのは、市の方針と整合性が取れていないのではないか。
【答弁】
新しいごみ処理施設は、自然との調和を重視した建物の形状や色彩、また景観にも配慮し、周辺環境への影響を少なくするような施設づくりを進めていく。
さらに、周囲には緩衝緑地や多目的広場を設け、環境学習施設として整備していきたい。

【質問】
全国で、既に観光拠点となっている場所の付近に、ごみ処理施設を建設したケースは一体どの位あるのか。また、そうした場所で建設後、観光客数の減少などの影響はどの位出るものなのか。そうした調査は、市として行ってきたのか。
【答弁】
佐野市の『みかもクリーンセンター』は、栃木県みかも山公園のすぐ北側に位置している。また、県外には市民農園とごみ焼却施設との併設や、熱源を利用した温浴施設などがあり、いずれの施設も観光客の減少はないと聞いている。

【質問】
現在、野木町では、町民全体から出された生ごみを堆肥化し、近隣の農家などに分け与えているが、同様の取り組みは真岡市でも考えるべきではないのか。堆肥が有効に活用されれば、ごみの減量化、循環型社会の形成が可能となり、『環境都市・真岡』の確固たる地位も築けると思われるが。
【答弁】

生ごみの堆肥化を実施する場合、現行のごみ分別をさらに細かな方法で行う必要性があり、保管する際の悪臭や害虫の問題、さらに収集・運搬体制の再検討など、多くの課題が考えられる。そうしたことから、生ごみの堆肥化は『ごみ処理広域化基本計画策定』の中で検討した結果、実施しないこととなった。

再質問・再々質問

真岡木綿の振興策について

【質問】
来場者の予測が、現状の2割増というのは余りにも寂しい印象を受ける。あくまでも、オープン当初に限った話なのであろうが、では、その後どのように来場者を増やす考えなのか、目標を聞きたい。
【答弁】
確かに、2割増というのは寂しい話である。現在の織り手の人数でどこまで対応ができるか課題もあるが、目標としては5割増程度になってくれればと考えている。

【質問】
目標は5割増とのことであった。また、『真岡木綿会館』は体験型の施設でもあり、小中学生の社会科見学などで、大型バスを使って来場するケースも今後は増えると思われる。
オープン当初は難しいとしても、周辺に駐車場を確保する努力は必要ではないのか。
【答弁】
オープン当初は難しいが、今後、周辺に駐車場を確保すべく検討課題としていく。

【質問】
これから『技術者養成講座』の9期生を受け入れ、最終的に現在の倍である30名体制にしていきたいとの話であった。しかし、これまでの8期生で、実際に織り手になっているのは15名。1期ごとに平均2名弱という状況である。この課題について、どのように分析しているのか。
【答弁】
これまでに35名の『真岡木綿技術認定者』を養成してきたが、高齢化や転勤など家庭の諸事情により、現在は15名となっている。また、待遇改善も課題の1つと考えている。そうしたことを踏まえて、今後30名の織り手を確保できるよう努めていきたい。

【質問】
『クールビズの試作品を作る』とのことであったが、真岡木綿を盛り上げようとしている時期に、なぜ試作品作りにとどまるのか疑問である。生産体制の課題も挙げていたが、真岡木綿の生地を胸元10cm程度のみ使用すれば、1つの反物で100着の材料が確保できる。要はやる気の問題である。
『作るか否かを検討するための試作品』なのか、『作ることを前提として、より良いものを作るための試作品』なのか、同じ『試作品』にも2つの意味があるが。
【答弁】

真岡木綿の発展には、魅力ある商品開発が必要不可欠であるので、より良いものを作っていけるよう取り組んでいきたい。

ごみ処理施設の建設計画について

【質問】
煙突を1つの例として挙げると、『60m弱』という高さが、全国的な水準となっている。これが、井頭公園などから見えるのは、観光客からすれば決して良い印象は抱かないだろう。『景観に配慮した施設』との答弁であったが、具体的にはどのようなものを指すのか。
【答弁】
堀内地内の候補地は、根本山の頂上とほぼ同じ標高があり、環境面への影響を考えると、より安全な場所と言える。また、井頭公園から相当の距離も保たれているため、景観への影響はないものと考えている。

【質問】
真岡市は『環境都市宣言』をしており、ごみの減量化や循環型社会の形成という課題に取り組んでいく必要がある。そうした中で、新しいごみ処理施設が従来通り『ごみを集めて燃やすだけでいいのか』という疑問を抱く。どのようにして2つの課題に取り組むのか。
【答弁】

真岡市は他の自治体に比べて、ごみの減量化が進んでいる町である。また、生ごみの堆肥化について見ると、茂木町では1,800世帯(全町の約1割)の生ごみを堆肥化するのに、初期投資に6億円、年間の経費に2,000万円かかり、費用対効果の面で疑問が残る。

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