【8月4日②】

“記憶の伝達”ということで、この日はもう1つ。

この日の午後、市民会館小ホールで『八月の会』が主催する『今、次世代に伝えたいこと』が行われた。

この催しは、市民の有志である『八月の会』が、平和の大切さと戦争の悲惨さを後世に伝えようと、戦後60年を迎えた平成17年から毎年行っているもの。

空襲や原爆、特攻隊、さらにはシベリア抑留など、毎回テーマを変えながら、戦争体験者から話を聞くことが特徴で、今回は真岡女子高校同窓会の前会長でもある手塚幸子さんをお招きし『女学生と戦争』と題してお話しいただいた。

終戦間際の1945年、当時の真岡高等女学校の校舎内にあった雨天体操場が、戦闘用の飛行機に関連する工場となり、女学生達も労働を強いらされた様子などが語られた。

この日は、手塚さんの後輩である真岡女子高校の生徒さん達も会場に駆けつけ、講演を真剣なまなざしで聴いていた。

『戦争とは…憎くもない相手を殺さなくてはならないもの』という手塚さんのメッセージは、今の平和な時代に青春を謳歌している高校生の心にも響いたはずだ。

この日のイベントでは、このほかに『真岡市民交響楽団 木管三重奏』の皆さんによる演奏も披露された。