【不登校をテーマに研修会】
2024/02/05
- 近況報告・お知らせ
2月1日(木)の午後、宇都宮市内で開催した県内議員有志による勉強会に参加。今回のテーマは「不登校」でした。
令和4年度、全国の小・中学校における不登校者数は約29万9千人。10年連続で増加し、過去最高を記録。特に、ここ数年間は、毎年概ね5万人ずつ増加している状況にあります。
また、平成29年に「教育機会確保法」が施行され、学校に復帰することだけを目標とするのではなく、それぞれの子どもに適した学びの機会を保障していくことが求められるようになりました。だからこそ「不登校」というテーマにどのように向き合っていくべきか?従来よりも難しくなっているのが実情です。
そうした中、宇都宮市では今年度から「U@りんくす」という、インターネット上の仮想空間を活用した子どもの居場所づくりに取り組んでいます。目指しているのは、学校だけでなく適応指導教室などにも通えない子どもたち。この「U@りんくす」では、オンラインを駆使して、授業の配信はもちろんのこと、社会体験やスクールカウンセラーとの面談などをすることができます。
研修の第2部では、県内2ヶ所でフリースクールを運営しているNPO法人キーデザイン代表理事の土橋優平さんをお招きし、子どもたちや保護者と日々現場で接する中で感じている課題などについてお話をうかがいました。
「教育機会確保法」が施行されて間もなく7年が経ちますが、
◆子どもたちを取り巻く環境はどれほど変わったのか?
◆これまで取り残されてきた子どもたちの教育機会は確保されているのか?
◆未だに学校内で全てを解決すべき問題として扱われてはいないか?
◆このテーマのもう一方の主役である「保護者」には、どれほど寄り添えて来たのか?
そうした色々な疑問が浮かび上がってきて、今後地元で取り組まなければならない政策課題がいくつも見えてきた貴重な場となりました。