近況報告

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【10月11日】

この日の午後、宇都宮市文化会館で行われた文部科学省主催の『地域とともにある学校づくり推進フォーラム』に参加した。

これは、保護者や地域住民が学校運営に参加する『コミュニティ・スクール(学校運営協議会)』の制度を普及させることを目的としたもの。

現在、真岡市でも『学校評議員』の制度が取り入れられてはいる。ただし、『学校評議員』は校長に求められた時にだけ意見を述べるのに対して、『コミュニティ・スクール』は学校運営や人事について一定の権限を有しているのが大きな違いである。

全国ではすでに約1600の学校で『コミュニティ・スクール』の制度を導入しているようであるが、栃木県内においては未だに実績はゼロのようである。

今回のフォーラムでは、文部科学省の担当者による説明の後、茨城県小美玉市の事例発表などが行われた。担当者の話では『コミュニティ・スクール』を導入した学校では、学力向上や不登校率の低下など様々な効果が見られたと報告があった。

確かに、地域住民が学校運営に協力し、学校側も『常に地域住民に見られている』という緊張感を持つ訳だから、メリットがあることは理解できる。しかし、効果の大小は協議会のメンバーに地域のどのような人材を入れるのかによって左右されるようにも思える。

いずれにせよ、これから研究するテーマとしてはとても面白いものだと感じた次第。

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【岐阜県にて日帰り研修】

5月13日(月)、岐阜県の岐阜市と多治見市で行われた「全国若手市議会議員の会OB会」の研修に参加してきました。

 

今回の研修内容は、
(1)こどもサポート総合センターとエールぎふ(岐阜市子ども・若者総合支援センター)について
(2)自動運転バスの5年間の試行運行について
(3)NPO法人「ママズカフェ」の取り組みについて

 

岐阜市では、昨年11月から自動運転バスの運行が5年間にわたって行われています。自動運転バスを走らせている自治体は少なくありませんが、現在公道を使って運行しているのは全国で岐阜市を含めて9ヶ所。

 

岐阜市ではこの半年間で、2万人以上の人たちが自動運転バスに乗車したとのことです。

 

私たちもこの日の研修で、岐阜市役所から岐阜駅までの区間、自動運転バスに乗せていただきました。最高速度が30km/h程度であるため、周囲の自動車の進行を妨げてしまう光景も見られ、そういった点がこれからの課題かも知れません。しかし、専用の通行レーンを設けるといった取り組みを進めると、さらに可能性が広がるのではないかと感じました。

 

人口減少にともない、運転手など担い手の確保が大きな課題になりつつある中、公共交通の持続可能性を高めるためにも、自動運転バスは1つの切り札になっていくものと思われます。

 

また、この日は岐阜市が児童虐待の防止と早期発見・対策のために、令和4年度からスタートさせた「こどもサポート総合センター」(市教委、県警、児相が同じフロアで連携)、さらに多治見市では子育て世代を対象としたカフェの運営や起業支援を行っているNPO法人「ママズカフェ」(平成13年からスタートさせたという全国でも先駆けの組織)の取り組みについても研修を受けてきました。

 

前日に地元での行事が、そして翌日には市議会の会議があったため、この日のみの研修参加となってしまいタイトなスケジュールでしたが、非常に多くの収穫がありました。

 

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