近況報告

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【7月2日~4日】

民生産業常任委員会の行政視察で、福岡県北九州市と熊本県八代市に赴く。

この3日感、九州地方は広いエリアで大雨による災害が懸念され、実際に多くの被害が出たが(被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます)、私達の視察中は1~2度ほど強い雨が降った程度で、視察の行程などへの影響は全くなかったことは大変にありがたかった。

(北九州市)

009再生可能エネルギーの導入・普及について視察。

北九州市は明治34年(1901年)に官営八幡製鐵所が開設されるなど、古くから工業地帯として栄えてきた。しかし、一方で深刻な産業公害も経験しており、長年にわたって市民運動が行われるなど、環境問題に対する意識が高い。そのため、他の自治体に先駆けた取り組みが展開されてきた歴史的背景がある。

同市が『環境未来都市』として国から選定されたのは平成23年のこと。以来、『再生可能エネルギーの普及・促進』は、その中の重点課題の1つとして位置づけられた。太陽光・風力・水力・潮力・廃棄物などの発電で、かなり革新的とも思える事業や大規模な実証実験(真岡市で真似することは難しいなと感じる取り組みも数多くありましたが…)が行われている。

まだ準備段階や実証実験の段階ではあるものの、八幡東田地区で行われている『スマートコミュニティ』や、市独自に立ち上げを進めているPPS(特定規模電気事業者)などの取り組みについて、今後真岡市でも研究・検討すべき案件であり、個人的には強い関心を抱いた次第。

(八代市)

033真岡市においても、最近認知症の高齢者が行方不明になる事案が後を絶たず、行政と市民の協働による連絡体制の構築が大きな課題となっている。そうした中、八代市において『認知症応援ネットワーク事業』を視察した。

現在、同市の高齢化率は30.2%にも及ぶ。要介護認定者全体のうち約6割(約4500人)が認知症の症状があるという状況を踏まえ、平成23年4月から『認知症応援ネットワーク事業』がスタートした。

市内6ヶ所ある地域包括支援センターや医療機関、警察、市内事業所などと連携を図り、徘徊している高齢者を見かけた場合の連絡体制が構築されている。

また、事業の内容はもちろんだが、市役所内に高齢者に関するサービスの一元化を図る部署(長寿支援課→真岡市だと介護保険課と国保年金課・福祉課・健康増進課の高齢者担当部門がまとまったようなイメージ)が設けられていることも、今後参考とすべき点であると思われた。

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【岐阜県にて日帰り研修】

5月13日(月)、岐阜県の岐阜市と多治見市で行われた「全国若手市議会議員の会OB会」の研修に参加してきました。

 

今回の研修内容は、
(1)こどもサポート総合センターとエールぎふ(岐阜市子ども・若者総合支援センター)について
(2)自動運転バスの5年間の試行運行について
(3)NPO法人「ママズカフェ」の取り組みについて

 

岐阜市では、昨年11月から自動運転バスの運行が5年間にわたって行われています。自動運転バスを走らせている自治体は少なくありませんが、現在公道を使って運行しているのは全国で岐阜市を含めて9ヶ所。

 

岐阜市ではこの半年間で、2万人以上の人たちが自動運転バスに乗車したとのことです。

 

私たちもこの日の研修で、岐阜市役所から岐阜駅までの区間、自動運転バスに乗せていただきました。最高速度が30km/h程度であるため、周囲の自動車の進行を妨げてしまう光景も見られ、そういった点がこれからの課題かも知れません。しかし、専用の通行レーンを設けるといった取り組みを進めると、さらに可能性が広がるのではないかと感じました。

 

人口減少にともない、運転手など担い手の確保が大きな課題になりつつある中、公共交通の持続可能性を高めるためにも、自動運転バスは1つの切り札になっていくものと思われます。

 

また、この日は岐阜市が児童虐待の防止と早期発見・対策のために、令和4年度からスタートさせた「こどもサポート総合センター」(市教委、県警、児相が同じフロアで連携)、さらに多治見市では子育て世代を対象としたカフェの運営や起業支援を行っているNPO法人「ママズカフェ」(平成13年からスタートさせたという全国でも先駆けの組織)の取り組みについても研修を受けてきました。

 

前日に地元での行事が、そして翌日には市議会の会議があったため、この日のみの研修参加となってしまいタイトなスケジュールでしたが、非常に多くの収穫がありました。

 

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