近況報告

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【2月29日~3月1日】

市議会の民生文教常任委員会が、2日間にわたって行われた。

今回の主要議題は、平成28年度の当初予算における健康福祉部と教育委員会の所管部分について。

2月25日に行った一般質問でも取り上げた『学校教育課における指導係の設置』と『学校図書館における専任司書の配置』について、時間をかけて担当課から話を聞けたのは有意義だった。

いずれの取り組みも高く評価をしたいが、まだまだ改善していかなければならない部分がるのも事実。人材の育成などの課題もあり短兵急にはできないだろうが、ここで満足して歩みを止めることがあってはならないと思っている。

福祉部門で最も気がかりなのは、生活保護の問題である。実は、真岡市の生活保護率というのは、県内14市の中でも2番目に高い。

新年度の予算案を見ても、13億7000万円ほど計上されており、27年度と比べても約9000万円増額となっている。

生活保護の問題について議論をする場合、『不正受給』などの問題が熱を帯びやすい(この問題も大変重要ですが)。しかし『真岡市における貧困問題』というのは、この地域の経済構造とも複雑に関わっていて、我々がイメージしている以上に根が深いのではないかと最近強く感じる。

今回の定例議会では『国民健康保険税の見直し』が議案となっている。国民健康保険の運営が県内他市の中で特に厳しいということも、この地域の貧困問題を色濃く反映しているのではないかと思われる。

貧困問題について『特効薬』と呼べる施策を持ち合わせていないのが、甚だ心苦しいのだが、この部分の処方箋を誤ると、経済施策全体が間違ったものになりかねない。今後、担当職員や専門家の意見なども拝聴しながら、自分としても研究を進めていかなければならないと思っている。

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【岐阜県にて日帰り研修】

5月13日(月)、岐阜県の岐阜市と多治見市で行われた「全国若手市議会議員の会OB会」の研修に参加してきました。

 

今回の研修内容は、
(1)こどもサポート総合センターとエールぎふ(岐阜市子ども・若者総合支援センター)について
(2)自動運転バスの5年間の試行運行について
(3)NPO法人「ママズカフェ」の取り組みについて

 

岐阜市では、昨年11月から自動運転バスの運行が5年間にわたって行われています。自動運転バスを走らせている自治体は少なくありませんが、現在公道を使って運行しているのは全国で岐阜市を含めて9ヶ所。

 

岐阜市ではこの半年間で、2万人以上の人たちが自動運転バスに乗車したとのことです。

 

私たちもこの日の研修で、岐阜市役所から岐阜駅までの区間、自動運転バスに乗せていただきました。最高速度が30km/h程度であるため、周囲の自動車の進行を妨げてしまう光景も見られ、そういった点がこれからの課題かも知れません。しかし、専用の通行レーンを設けるといった取り組みを進めると、さらに可能性が広がるのではないかと感じました。

 

人口減少にともない、運転手など担い手の確保が大きな課題になりつつある中、公共交通の持続可能性を高めるためにも、自動運転バスは1つの切り札になっていくものと思われます。

 

また、この日は岐阜市が児童虐待の防止と早期発見・対策のために、令和4年度からスタートさせた「こどもサポート総合センター」(市教委、県警、児相が同じフロアで連携)、さらに多治見市では子育て世代を対象としたカフェの運営や起業支援を行っているNPO法人「ママズカフェ」(平成13年からスタートさせたという全国でも先駆けの組織)の取り組みについても研修を受けてきました。

 

前日に地元での行事が、そして翌日には市議会の会議があったため、この日のみの研修参加となってしまいタイトなスケジュールでしたが、非常に多くの収穫がありました。

 

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