近況報告

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【10月4日】

東京都内で行われた地方議員を対象にした研修会に参加。

今回のテーマは『教育先進国フィンランドに学ぶ教育政策』だった。

2000年からOECD(経済協力開発機構)が3年おきに実施している学習到達度調査(PISA)で、毎回上位に位置していたことから、フィンランドは『学力世界一』の国として注目されるようになった。

この研修会で講師を務めた水野達朗氏は、不登校の子ども達の復学支援や家庭教育支援に取り組んでいるほか、文部科学省の各種委員や、大阪府大東市の教育委員などとしても活躍している。

今回は、ご自身がフィンランドを訪れ、実際に教育現場を視察して感じたことなどについてお話しされた。

フィンランドは、教員のスキルの高さが世界的にも高い評価を受けているが、生活指導や進路指導などについて、専門家との分業が進んでいるあたりが、昨今『教員の働き方改革』が叫ばれている日本の教育界と大きく異なるようである。

また、保育園と小学校が足並みを揃えて情報の共有化を進めるとともに、学校や教員に大きな裁量権を持たせることによって、子ども達の発達・習熟度に応じたキメ細やかな指導を可能にしていることなどについては、今後私達も参考にしていかなければならない点であるように思われた。

さらに、この研修会では大阪府大東市の『家庭教育支援チーム』の取り組みについても紹介された。

この施策は、水野氏が同市の教育委員として実現に向けて力を注いだもので、フィンランドにおいて家庭教育の支援を行う『家族コーチ』を参考にしているとのことだった。

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【岐阜県にて日帰り研修】

5月13日(月)、岐阜県の岐阜市と多治見市で行われた「全国若手市議会議員の会OB会」の研修に参加してきました。

 

今回の研修内容は、
(1)こどもサポート総合センターとエールぎふ(岐阜市子ども・若者総合支援センター)について
(2)自動運転バスの5年間の試行運行について
(3)NPO法人「ママズカフェ」の取り組みについて

 

岐阜市では、昨年11月から自動運転バスの運行が5年間にわたって行われています。自動運転バスを走らせている自治体は少なくありませんが、現在公道を使って運行しているのは全国で岐阜市を含めて9ヶ所。

 

岐阜市ではこの半年間で、2万人以上の人たちが自動運転バスに乗車したとのことです。

 

私たちもこの日の研修で、岐阜市役所から岐阜駅までの区間、自動運転バスに乗せていただきました。最高速度が30km/h程度であるため、周囲の自動車の進行を妨げてしまう光景も見られ、そういった点がこれからの課題かも知れません。しかし、専用の通行レーンを設けるといった取り組みを進めると、さらに可能性が広がるのではないかと感じました。

 

人口減少にともない、運転手など担い手の確保が大きな課題になりつつある中、公共交通の持続可能性を高めるためにも、自動運転バスは1つの切り札になっていくものと思われます。

 

また、この日は岐阜市が児童虐待の防止と早期発見・対策のために、令和4年度からスタートさせた「こどもサポート総合センター」(市教委、県警、児相が同じフロアで連携)、さらに多治見市では子育て世代を対象としたカフェの運営や起業支援を行っているNPO法人「ママズカフェ」(平成13年からスタートさせたという全国でも先駆けの組織)の取り組みについても研修を受けてきました。

 

前日に地元での行事が、そして翌日には市議会の会議があったため、この日のみの研修参加となってしまいタイトなスケジュールでしたが、非常に多くの収穫がありました。

 

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