近況報告

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【7月29日】

市民会館小ホールで『八月の会』が主催する『今、次世代に伝えたいこと』が行われた。
この催しは、市民の有志である『八月の会』が、平和の大切さと戦争の悲惨さを後世に伝えようと、戦後60年を迎えた平成17年から毎年行っているもの。
私は、この会で顧問を仰せつかっている。
空襲や原爆、特攻隊など、毎回テーマを変えて戦争について考えるのが特徴となっており、今回は、シベリア抑留を経験された市内在住の左川誠さんをお招きした。

左川さんは、中国(旧満州)の牡丹江で終戦を迎え、その後約2年8ヶ月にわたってシベリアでの抑留生活を強いられた。
戦争終結後、やっと日本に帰れると思い、ソ連軍に指示された通りに乗り込んだ鉄道が、全く逆の方向に進んでいたことが分かった時の絶望感…。
厳しい強制労働で体力が衰え、次々と亡くなっていった仲間のこと…。
何も身に着けず、マネキンのような死体が積み重ねられていた霊安室での様子…。
左川さんは我々に語りながら、当時のことが思い出されたのだろう。時折感極まって、言葉に詰まるシーンが見受けられた。
この日の来場者に数多くの高校生がおり、左川さんの話を聞いてもらえたことは、会のメンバーの1人として本当にありがたく思った。

左川さんは、そうした若者に対して『周囲に流されず、自分の考えをしっかりと持つことが大切』と語っていた姿が印象的だった。
この日のイベントでは、このほかに谷川俊太郎の詩『せんそうしない』の朗読や、真岡市出身のフルート奏者である大越絵梨花さんによる演奏などが披露された。

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【100人の一歩会議!】

4月25日(木)、市役所の近くにこの春オープンしたばかりのまちづくり拠点で「100人の一歩会議」が開催されました。

 

今回は、真岡市地域おこし協力隊の粟村千愛さんと、真岡珈琲ソワカフェ店主の蒲谷英和さんのお二人がこれまでの取り組みや今後の抱負を語った後、参加者とのクロストークを行いました。

 

現在、粟村さんは市内の子育て世代のターゲットにした情報誌「baton」の編集を手掛けています。また、蒲谷さんは真岡鐵道の寺内駅を改装して「駅舎カフェ」のオープンに向けて奔走しているところです。

 

今回私は、リバースメンターの飯田翔君(白鷗大学3年)と一緒にお邪魔しました。

 

このまちづくり拠点は「まちづくりプロジェクト」の皆さんが、昨年末から空き店舗の改装をコツコツと進めてきた、まさに手づくりの空間です。

 

ちなみに「100人の一歩」という言葉は、「まちづくりプロジェクト」の指導をされている宇都宮大学の石井大一朗准教授の「1人の百歩より100人の一歩」という言葉が由来となっています。

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