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【総務常任委員会 行政視察】

7月9日(火)~11日(木)の3日間、総務常任委員会の行政視察で、北海道室蘭市と富良野市を訪問しました。

 

(室蘭市)

室蘭市では町内会活性化と取り組みについて視察。同市の町内会加入率は、昭和63年度の94.5%をピークに、現在は6割弱にまで落ち込んでいます。

 

特に、高齢化と人口減少により、消滅・解散する町内会が散見されてるという話は、大変ショックであったのと同時に、今後真岡市でも十分に予想される状況だと感じました。

 

そうした中、室蘭市では令和3年度から「町内会・自治会活性化推進協議会」を発足させ、市民が参加しやすく持続可能な組織づくりをスタートさせました。

 

これまで町内会がなかった地域での組織化、デジタル化を推進することによる業務の軽減、コミュニティ・スクールの組織と連携した町内会役員の担い手確保などについては、今後真岡市でも参考になると感じました。

 

また、室蘭市では町内会の活性化に向けて条例の制定(札幌市などではすでに制定済み)を検討しているとのことで、その内容などについて今後研究してみたいと考えているところです。

 

 

 

(富良野市)

現在、富良野市内には、第3セクターのバス会社「ふらのバス」による4つの路線バスが運行しています。

 

令和元年に市が実施した市民意識調査によれば、富良野市民が最も不満を感じているのは公共交通で、高齢化が加速している中「車がなくても生活できるまち」になってほしいという要望は以前から多かったと言います。

 

AIを活用したオンデマンド交通「ふらのり」は、そうした背景から誕生しました。昨年11月から運行を開始し(今年2月2日までは無料、その後は有料※大人300円)、導入までにかかった費用は約780万円で、そのうちの半分は国からの支援を受けています。

 

「ふらのり」はワンボックスカーによる乗り合いタクシーで、市内50ヶ所で乗り降りができます。

 

特に着目すべきは、予約受付と配車の手続きにAIを活用していること。もしも、真岡市内の公共交通でAIを活用するのであれば、特に中心市街地と周辺地区を結ぶ「もおかベリー号」の利便性が相当高まるのではないかと感じました。

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