近況報告

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【8月2日】

511 033県南6市議会(栃木、小山、足利、佐野、下野、真岡)議長会研修会が栃木市で行われる。

今回は『地域医療 再生の処方箋』と題して、城西大学准教授の伊関友伸氏が講師を務めた。伊関氏は医療再生アドバイザーとして、これまでに北海道夕張市や千葉県銚子市などで医療機関の再生に携わってこられた。

講演の中で伊関氏は、今日各地で見られる医師不足の問題は、2004年からスタートした新臨床研修制度により、若い医師が研修する病院を自ら選べるようになったことが大きいと指摘(芳賀日赤の医師不足問題でそのことは分かっていたが…)。その他、今も変わらぬ医師の劣悪な労働環境や、地域住民の無理解が地域医療の崩壊に拍車をかけていると、これまで伊関氏が携わってきた各地の地域医療の現状が紹介されながら説明を受けた。

『20年前は、1人の患者を1人の内科医が担っていたものが、最近は複数の専門医が診察する時代になった』

そうした今日の状況を踏まえた上で、地域医療を今後再生させていく方法として、闇雲に医師を各病院に配分させるのではなく、中核的な病院に集中させながら、医療機関の再編成が急務と訴えた。

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【岐阜県にて日帰り研修】

5月13日(月)、岐阜県の岐阜市と多治見市で行われた「全国若手市議会議員の会OB会」の研修に参加してきました。

 

今回の研修内容は、
(1)こどもサポート総合センターとエールぎふ(岐阜市子ども・若者総合支援センター)について
(2)自動運転バスの5年間の試行運行について
(3)NPO法人「ママズカフェ」の取り組みについて

 

岐阜市では、昨年11月から自動運転バスの運行が5年間にわたって行われています。自動運転バスを走らせている自治体は少なくありませんが、現在公道を使って運行しているのは全国で岐阜市を含めて9ヶ所。

 

岐阜市ではこの半年間で、2万人以上の人たちが自動運転バスに乗車したとのことです。

 

私たちもこの日の研修で、岐阜市役所から岐阜駅までの区間、自動運転バスに乗せていただきました。最高速度が30km/h程度であるため、周囲の自動車の進行を妨げてしまう光景も見られ、そういった点がこれからの課題かも知れません。しかし、専用の通行レーンを設けるといった取り組みを進めると、さらに可能性が広がるのではないかと感じました。

 

人口減少にともない、運転手など担い手の確保が大きな課題になりつつある中、公共交通の持続可能性を高めるためにも、自動運転バスは1つの切り札になっていくものと思われます。

 

また、この日は岐阜市が児童虐待の防止と早期発見・対策のために、令和4年度からスタートさせた「こどもサポート総合センター」(市教委、県警、児相が同じフロアで連携)、さらに多治見市では子育て世代を対象としたカフェの運営や起業支援を行っているNPO法人「ママズカフェ」(平成13年からスタートさせたという全国でも先駆けの組織)の取り組みについても研修を受けてきました。

 

前日に地元での行事が、そして翌日には市議会の会議があったため、この日のみの研修参加となってしまいタイトなスケジュールでしたが、非常に多くの収穫がありました。

 

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