近況報告

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【7月6日・午後】

茂木町で行われたセミナーにお邪魔をする。
『目指せ6次産業!地域活性化』という演題で、講師は三重県伊賀市の農事組合法人『伊賀の里 モクモク手づくりファーム』で代表理事をされている木村修氏が務めた。
木村氏は元々、三重県内の農協職員として主に豚肉の販売促進を担当していた。同じ三重県内でも松阪牛が売り手市場だったのに対して、豚肉の販売が苦戦を強いられていたことが『ブランド化』を意識するきっかけだったという。
その後、農協を辞め、約20年前に農事組合法人を興して、美味しさと安全・安心という看板を掲げて、地元産の豚肉のブランド化を進めてきた。
しかし、『1次産業は、どんなに頑張ってもメーカー・小売業の“下請け”でしかない』という考えに行き着き、1次産業(農業)×2次産業(食品製造)×3次産業(販売・観光)を組み合わせた『6次産業』を目指すようになった。
『同じ食べ物でも、メーカーのものは“工業製品”、我々がつくるものは“農作業の延長線上”。その部分を伝えてこそ、支持してくれる人々が出てくる』
『ブランド化』を叫ぶことは簡単だが、独り歩きをしやすいのも事実。『その中にブレのない信念と哲学こそ重要』という木村氏の話は非常に興味深かった。
何より、茂木町の方々が平日の昼間にも関わらず、講演を聞くために大勢集まっている状況を目の当たりにして、地域おこしに対する問題意識の高さに驚かされた。

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【岐阜県にて日帰り研修】

5月13日(月)、岐阜県の岐阜市と多治見市で行われた「全国若手市議会議員の会OB会」の研修に参加してきました。

 

今回の研修内容は、
(1)こどもサポート総合センターとエールぎふ(岐阜市子ども・若者総合支援センター)について
(2)自動運転バスの5年間の試行運行について
(3)NPO法人「ママズカフェ」の取り組みについて

 

岐阜市では、昨年11月から自動運転バスの運行が5年間にわたって行われています。自動運転バスを走らせている自治体は少なくありませんが、現在公道を使って運行しているのは全国で岐阜市を含めて9ヶ所。

 

岐阜市ではこの半年間で、2万人以上の人たちが自動運転バスに乗車したとのことです。

 

私たちもこの日の研修で、岐阜市役所から岐阜駅までの区間、自動運転バスに乗せていただきました。最高速度が30km/h程度であるため、周囲の自動車の進行を妨げてしまう光景も見られ、そういった点がこれからの課題かも知れません。しかし、専用の通行レーンを設けるといった取り組みを進めると、さらに可能性が広がるのではないかと感じました。

 

人口減少にともない、運転手など担い手の確保が大きな課題になりつつある中、公共交通の持続可能性を高めるためにも、自動運転バスは1つの切り札になっていくものと思われます。

 

また、この日は岐阜市が児童虐待の防止と早期発見・対策のために、令和4年度からスタートさせた「こどもサポート総合センター」(市教委、県警、児相が同じフロアで連携)、さらに多治見市では子育て世代を対象としたカフェの運営や起業支援を行っているNPO法人「ママズカフェ」(平成13年からスタートさせたという全国でも先駆けの組織)の取り組みについても研修を受けてきました。

 

前日に地元での行事が、そして翌日には市議会の会議があったため、この日のみの研修参加となってしまいタイトなスケジュールでしたが、非常に多くの収穫がありました。

 

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