近況報告

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【7月9日】

埼玉県本庄市(旧・児玉町)のシルクドームで行われた、日本青年会議所関東地区協議会のこだま大会に参加した。
今回の大会の特徴は、研修・シンポジウムの類が充実していたこと。メインフォーラムの講師は『五体不満足』の著者で知られる乙武洋匡氏(写真撮影が禁じられていたのが残念)。
また、午前中のシンポジウムでは、原口一博・前総務大臣と猪瀬直樹・東京都副知事によるトークショーが行われた。ともに“論客”として知られるが、地域主権を異なった立場から唱えてきた2人を同じテーブルに並べたのが非常に興味深かった。話は地域主権のあるべき姿からはじまり、東日本大震災後の対応に見られた課題、今後の電力調達にまで話が及んだ。
また、大会前から個人的に関心があったのは、日本政策投資銀行地域振興部参事役である藻谷浩介氏が登場した『地域活性化シンポジウム』。藻谷氏は、著書『デフレの正体』がベストセラーになるなど、詳細なデータに裏付けられた国内経済の課題に関する指摘には定評がある。
『リーマンショック以降、我が国からの輸出は半減したが、現在では回復している』『海外に対しては儲けているが、国内で売れていないのが問題』『人口減少社会に突入していることを直視しなければ、日本の再生は不可能である』『東京は遊びに行くところであって、相手にするものではない。明日、東京がポッカリと湖になっても自分達の地域が生き残れるか考えて欲しい』という持論を展開した。
さらに今回は、震災が遺した教訓についても具体的な資料や画像を用いながら触れ、今まで自分が感覚として持っていた考えとは全く違う結論に、目から鱗が落ちる思いだった。

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【岐阜県にて日帰り研修】

5月13日(月)、岐阜県の岐阜市と多治見市で行われた「全国若手市議会議員の会OB会」の研修に参加してきました。

 

今回の研修内容は、
(1)こどもサポート総合センターとエールぎふ(岐阜市子ども・若者総合支援センター)について
(2)自動運転バスの5年間の試行運行について
(3)NPO法人「ママズカフェ」の取り組みについて

 

岐阜市では、昨年11月から自動運転バスの運行が5年間にわたって行われています。自動運転バスを走らせている自治体は少なくありませんが、現在公道を使って運行しているのは全国で岐阜市を含めて9ヶ所。

 

岐阜市ではこの半年間で、2万人以上の人たちが自動運転バスに乗車したとのことです。

 

私たちもこの日の研修で、岐阜市役所から岐阜駅までの区間、自動運転バスに乗せていただきました。最高速度が30km/h程度であるため、周囲の自動車の進行を妨げてしまう光景も見られ、そういった点がこれからの課題かも知れません。しかし、専用の通行レーンを設けるといった取り組みを進めると、さらに可能性が広がるのではないかと感じました。

 

人口減少にともない、運転手など担い手の確保が大きな課題になりつつある中、公共交通の持続可能性を高めるためにも、自動運転バスは1つの切り札になっていくものと思われます。

 

また、この日は岐阜市が児童虐待の防止と早期発見・対策のために、令和4年度からスタートさせた「こどもサポート総合センター」(市教委、県警、児相が同じフロアで連携)、さらに多治見市では子育て世代を対象としたカフェの運営や起業支援を行っているNPO法人「ママズカフェ」(平成13年からスタートさせたという全国でも先駆けの組織)の取り組みについても研修を受けてきました。

 

前日に地元での行事が、そして翌日には市議会の会議があったため、この日のみの研修参加となってしまいタイトなスケジュールでしたが、非常に多くの収穫がありました。

 

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