近況報告

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【11月1日】

真岡青年会議所では、現在『キャリアアドバイザー事業』というものを実施している。
これは、真岡市を含めた芳賀地域の中学2年生を対象に『働くことの意義』や『中学時代に何をすべきか』といったことについて、社会人の立場で伝えていくというもの。
『中村さんもやってみませんか?』と青年会議所のメンバーに誘われて気安く受けてはみたものの、準備の段階で『やってしもうたー!』と頭を抱える。
ただ単純に、自分の仕事を自己紹介がわりに説明するにしても、『なぜ議員になったか』『議員になるまでのプロセス』『市議会議員の仕事とは』等々、社会科・公民の授業のようになってしまう。何より製造業などと違い、議員が生産する“政策”という商品は、形がある訳でもなく説明がしにくい。ましてや、生産の過程で重要になるのは、対市長、対職員、対議員などとの水面下での交渉、根回しであって、中学生に言うべき話とは思えない。
悩んだ挙句、若者の就業指導を仕事としている知人に相談したところ『難しいことは考えずに、体験談や失敗談を素直に伝えればいいんじゃないの?』と言われ、少し気が楽になって、“決戦の場”(?)である真岡東中学校に向かう。
とにかく、今まで先輩議員に言われたことや、議員としてやりがいを感じた出来事を整理して、『これは中学生にも必要なことだよなぁ』ということを伝えるよう心がけた。
また、教育問題はこれまで議会でも訴えてきたことであるので、あいさつや勉強、スポーツ、友人関係の構築などの必要性は『俺が学校の先生ならば、子ども達にこんな感じで教えるかなぁ』という気持ちで話して見ることにした。
黒板の前に立って驚かされたのは、生徒達があくび、居眠りはおろか(午後からの授業なので覚悟していました)、よそ見もせずにこちらの話をずっと真剣に聞いてくれていたこと。
授業の終了時に花束までいただいて(選挙の時ももらえなかったのに!)感激してしまった。
それにしても…今回中学生達に『仕事の意義』を伝えることを通じて、むしろ自分の方が『議員の仕事とは何ぞや』ということを改めて考えさせられたような気がする。

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【岐阜県にて日帰り研修】

5月13日(月)、岐阜県の岐阜市と多治見市で行われた「全国若手市議会議員の会OB会」の研修に参加してきました。

 

今回の研修内容は、
(1)こどもサポート総合センターとエールぎふ(岐阜市子ども・若者総合支援センター)について
(2)自動運転バスの5年間の試行運行について
(3)NPO法人「ママズカフェ」の取り組みについて

 

岐阜市では、昨年11月から自動運転バスの運行が5年間にわたって行われています。自動運転バスを走らせている自治体は少なくありませんが、現在公道を使って運行しているのは全国で岐阜市を含めて9ヶ所。

 

岐阜市ではこの半年間で、2万人以上の人たちが自動運転バスに乗車したとのことです。

 

私たちもこの日の研修で、岐阜市役所から岐阜駅までの区間、自動運転バスに乗せていただきました。最高速度が30km/h程度であるため、周囲の自動車の進行を妨げてしまう光景も見られ、そういった点がこれからの課題かも知れません。しかし、専用の通行レーンを設けるといった取り組みを進めると、さらに可能性が広がるのではないかと感じました。

 

人口減少にともない、運転手など担い手の確保が大きな課題になりつつある中、公共交通の持続可能性を高めるためにも、自動運転バスは1つの切り札になっていくものと思われます。

 

また、この日は岐阜市が児童虐待の防止と早期発見・対策のために、令和4年度からスタートさせた「こどもサポート総合センター」(市教委、県警、児相が同じフロアで連携)、さらに多治見市では子育て世代を対象としたカフェの運営や起業支援を行っているNPO法人「ママズカフェ」(平成13年からスタートさせたという全国でも先駆けの組織)の取り組みについても研修を受けてきました。

 

前日に地元での行事が、そして翌日には市議会の会議があったため、この日のみの研修参加となってしまいタイトなスケジュールでしたが、非常に多くの収穫がありました。

 

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