近況報告

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【12月16日】

衆議院選挙の投開票日。

自民・公明の圧勝に終わったが、これまで3年半続いた与党のドタバタ劇を見ていれば当然の結果だとは言える。それにしても05年、09年そして今回と、選挙結果の降り幅の大きさには複雑な思いを抱く。

一般的には、小選挙区制をメインとした現在の選挙制度に因るところが大きいと言われるが、それだけではないように感じる。

戦前~戦中~戦後における価値観の変動や、詰め込み教育とゆとり教育のはざまで揺れ続けている教育制度の見直しなどともダブって見えてしまう。

この3回の選挙結果は、日本人の気質が生み出したものとは言えないだろうか。

また、毎回個人的に気になるのは落選した議員の身の振り方である。国会議員とは言え生身の人間である。初当選直後から政治家として完璧な仕事をするということはありえず、少しずつ経験を積みながら成長していくものだろう。それが、わずか数年で失職をしてしまうのであれば、腰を据えて政治活動を続け、政治家として成長を遂げていくことは困難である。それは結果として国益を損ねることにもなりかねない。

現在の選挙制度が、『政権交代が起きやすい』『派閥政治が解消し、政党間の政策で競争させる』といった効果を期待して誕生したことを考えれば、すぐに変更することはなかなか難しいかも知れない。しかし、その制度に合わせた党運営方法や人材育成の仕組みづくりについては各党共通の課題であるように思える。

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【岐阜県にて日帰り研修】

5月13日(月)、岐阜県の岐阜市と多治見市で行われた「全国若手市議会議員の会OB会」の研修に参加してきました。

 

今回の研修内容は、
(1)こどもサポート総合センターとエールぎふ(岐阜市子ども・若者総合支援センター)について
(2)自動運転バスの5年間の試行運行について
(3)NPO法人「ママズカフェ」の取り組みについて

 

岐阜市では、昨年11月から自動運転バスの運行が5年間にわたって行われています。自動運転バスを走らせている自治体は少なくありませんが、現在公道を使って運行しているのは全国で岐阜市を含めて9ヶ所。

 

岐阜市ではこの半年間で、2万人以上の人たちが自動運転バスに乗車したとのことです。

 

私たちもこの日の研修で、岐阜市役所から岐阜駅までの区間、自動運転バスに乗せていただきました。最高速度が30km/h程度であるため、周囲の自動車の進行を妨げてしまう光景も見られ、そういった点がこれからの課題かも知れません。しかし、専用の通行レーンを設けるといった取り組みを進めると、さらに可能性が広がるのではないかと感じました。

 

人口減少にともない、運転手など担い手の確保が大きな課題になりつつある中、公共交通の持続可能性を高めるためにも、自動運転バスは1つの切り札になっていくものと思われます。

 

また、この日は岐阜市が児童虐待の防止と早期発見・対策のために、令和4年度からスタートさせた「こどもサポート総合センター」(市教委、県警、児相が同じフロアで連携)、さらに多治見市では子育て世代を対象としたカフェの運営や起業支援を行っているNPO法人「ママズカフェ」(平成13年からスタートさせたという全国でも先駆けの組織)の取り組みについても研修を受けてきました。

 

前日に地元での行事が、そして翌日には市議会の会議があったため、この日のみの研修参加となってしまいタイトなスケジュールでしたが、非常に多くの収穫がありました。

 

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