近況報告

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【8月9日②】

『関東若手市議会議員の会』総会・研修会が無事終了したこの日、真岡青年会議所の例会が夜7時から行われた。現在、私が所属する『人間力向上委員会』が担当する最後の例会。つまり、40歳になり今年で卒業する私にとっては、最後の“担当例会”でもある。

060講師は、静岡県藤枝市を中心に7つの居酒屋を経営する岡むら浪漫代表の岡村佳明さんで、『想いをつなぐ人間力―あなたの師から家族から―』という演題で行われた。

人間力向上委員会では今年度『先人に学ぶ』をテーマとして、2月に二宮尊徳翁を、そして5月には戦争で亡くなった方々を題材にしながら例会を開いてきた。そして、締めくくりとなった今回は、自分達の最も身近にいる“先人”である親に光を当てた。

岡村さんは35歳まで、母親が経営する居酒屋の手伝いをしていたが、趣味であるサーフィンの“片手間”という意識を抱いていた。

ある日、常連客から叱られたことをきっかけとして自分の生活を見直し、居酒屋の経営に心血を注ぐことになる。その中で、彼を支えとなってきたのは、60年前から地域の人々に愛される居酒屋を経営していた母親の『商売の基本は、お客様にいかに来てもらうかではなく、いかに(気持ちよく)帰ってもらうか』『お前が好かれる人間になったら、周りの人は寄ってきてくれる』という教えであったという。

『自分は今までに親からどういったことを言われてきたかなぁ』とあれこれ思い出し、岡村さんが語るお母様から教えられてきたという教訓の数々と重ね合わせながら、この数年間で自分がとても大切なことを忘れていたことに気づく。

実を言うと、真岡青年会議所の例会は原則として水曜日に行われる。しかし、この週は卒業生である私が議会の視察などが重なり、『最後の担当例会に出ることができないな…』と諦めていた。その話を打ち合わせで聞いた岡村さんが『卒業生の彼(つまり私…)が参加できる日にしましょう!』と仰っていただいたとのこと。打ち合わせに出向いた委員会メンバーからその話を聞き、岡村さんのお気遣いに申し訳なさと感激で胸の中が熱くなった。

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【岐阜県にて日帰り研修】

5月13日(月)、岐阜県の岐阜市と多治見市で行われた「全国若手市議会議員の会OB会」の研修に参加してきました。

 

今回の研修内容は、
(1)こどもサポート総合センターとエールぎふ(岐阜市子ども・若者総合支援センター)について
(2)自動運転バスの5年間の試行運行について
(3)NPO法人「ママズカフェ」の取り組みについて

 

岐阜市では、昨年11月から自動運転バスの運行が5年間にわたって行われています。自動運転バスを走らせている自治体は少なくありませんが、現在公道を使って運行しているのは全国で岐阜市を含めて9ヶ所。

 

岐阜市ではこの半年間で、2万人以上の人たちが自動運転バスに乗車したとのことです。

 

私たちもこの日の研修で、岐阜市役所から岐阜駅までの区間、自動運転バスに乗せていただきました。最高速度が30km/h程度であるため、周囲の自動車の進行を妨げてしまう光景も見られ、そういった点がこれからの課題かも知れません。しかし、専用の通行レーンを設けるといった取り組みを進めると、さらに可能性が広がるのではないかと感じました。

 

人口減少にともない、運転手など担い手の確保が大きな課題になりつつある中、公共交通の持続可能性を高めるためにも、自動運転バスは1つの切り札になっていくものと思われます。

 

また、この日は岐阜市が児童虐待の防止と早期発見・対策のために、令和4年度からスタートさせた「こどもサポート総合センター」(市教委、県警、児相が同じフロアで連携)、さらに多治見市では子育て世代を対象としたカフェの運営や起業支援を行っているNPO法人「ママズカフェ」(平成13年からスタートさせたという全国でも先駆けの組織)の取り組みについても研修を受けてきました。

 

前日に地元での行事が、そして翌日には市議会の会議があったため、この日のみの研修参加となってしまいタイトなスケジュールでしたが、非常に多くの収穫がありました。

 

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