近況報告

NEWS

【3月11日】

中村議員㈪2月定例議会が閉会。今定例議会では、平成28年度の当初予算をはじめ35の議案が可決した。

その中で、私は『国民健康保険税条例の一部改正について』(議案第13号)が、再三にわたって議論を重ねても納得することができず、反対討論を行うこととなった(反対討論の内容はこちら)。

高齢化の進展などに伴い、国民健康保険の運営はいずれの自治体でも困難を極めている。しかし、反対討論の内容をお読みいただくとお分かりになると思うが、真岡市の場合は、他市町と比較すると国保の被保険者に占める高齢者の割合は低く、その結果として交付金が抑えられ、厳しい国保財政運営の大きな要因となっている。

つまり、真岡市において国民健康保険を論じる場合、最も焦点を当てていかなければならないのは、実は低所得者層であるという実情が見えてくる。

今回の条例改正でターゲットとなってしまうのは、まさにそうした層なのである。

真岡市は、生活保護受給世帯の割合が、県内で2番目に高い。低所得者への税負担増は、そうした社会的コストの増大にもつながるものである。

非常に選択が難しい政策課題であり、『これが正解』というものがない。しかし、まずは制度を現状にとどめ、税収増として見込んでいる部分についても一般会計からの『法定外繰入金』で対応する。そして、その一方で予防医療の取り組みなどを加速させていくことが、現時点で考えられる最善の策であると私は考えている。

少なくとも、市職員の給与や市長や議員など特別職の期末手当を増やす議案と、市民に税負担増を求める議案が同じタイミングで出されて審議されること自体、私には理解に苦しむものだった。

最新の記事latest articles

  • 2024/05/15
    【岐阜県にて日帰り研修】
  • 2024/05/15
    【重い言葉でした】
  • 2024/04/30
    【広報もおかの音訳作業】
  • 2024/04/30
    【“消滅可能性自治体”と誰が言…
  • 2024/04/30
    【栃木県戦没者合同慰霊祭】

カテゴリーcategory

アーカイブarchive

近況報告

NEWS

【岐阜県にて日帰り研修】

5月13日(月)、岐阜県の岐阜市と多治見市で行われた「全国若手市議会議員の会OB会」の研修に参加してきました。

 

今回の研修内容は、
(1)こどもサポート総合センターとエールぎふ(岐阜市子ども・若者総合支援センター)について
(2)自動運転バスの5年間の試行運行について
(3)NPO法人「ママズカフェ」の取り組みについて

 

岐阜市では、昨年11月から自動運転バスの運行が5年間にわたって行われています。自動運転バスを走らせている自治体は少なくありませんが、現在公道を使って運行しているのは全国で岐阜市を含めて9ヶ所。

 

岐阜市ではこの半年間で、2万人以上の人たちが自動運転バスに乗車したとのことです。

 

私たちもこの日の研修で、岐阜市役所から岐阜駅までの区間、自動運転バスに乗せていただきました。最高速度が30km/h程度であるため、周囲の自動車の進行を妨げてしまう光景も見られ、そういった点がこれからの課題かも知れません。しかし、専用の通行レーンを設けるといった取り組みを進めると、さらに可能性が広がるのではないかと感じました。

 

人口減少にともない、運転手など担い手の確保が大きな課題になりつつある中、公共交通の持続可能性を高めるためにも、自動運転バスは1つの切り札になっていくものと思われます。

 

また、この日は岐阜市が児童虐待の防止と早期発見・対策のために、令和4年度からスタートさせた「こどもサポート総合センター」(市教委、県警、児相が同じフロアで連携)、さらに多治見市では子育て世代を対象としたカフェの運営や起業支援を行っているNPO法人「ママズカフェ」(平成13年からスタートさせたという全国でも先駆けの組織)の取り組みについても研修を受けてきました。

 

前日に地元での行事が、そして翌日には市議会の会議があったため、この日のみの研修参加となってしまいタイトなスケジュールでしたが、非常に多くの収穫がありました。

 

最新の記事latest articles

  • 2024/05/15
    【岐阜県にて日帰り研修】
  • 2024/05/15
    【重い言葉でした】
  • 2024/04/30
    【広報もおかの音訳作業】
  • 2024/04/30
    【“消滅可能性自治体”と誰が言…
  • 2024/04/30
    【栃木県戦没者合同慰霊祭】

カテゴリーcategory

アーカイブarchive