近況報告

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【8月22日~23日】

市議会の議会活性化等検討委員会の視察で、東京都町田市と埼玉県所沢市を訪れる。
両市議会は『議会改革度調査ランキング』で、全国でも常に高い評価を受けており、昨年度は16位(町田市)と25位(所沢市)となっている。
(町田市)
町田市の視察では、吉田勉議長の歓迎を受ける。
吉田議長とは、毎年秋に東京で行われる『清渓セミナー』の実行委員としてご一緒させていただいており、そうした方が全国でもトップクラスの議会改革の先頭に立たれていることは、私としても大いに励みになる。
さて、町田市の議会改革は『市民の議会への関心度を高める』ということを第一義としている。
議会のインターネット中継も、全国の地方議会でいち早く平成15年から実施している。
また、1つ1つの議案に対してどのような話し合いが行われたのか、『議案のカルテ』をHP上に公表して市民にも分かりやすく説明するよう心を砕いているほか、議会開会時に市内にポスターを掲示して関心度を高める努力を続けている。
個人的に興味を抱いたのは、市民との意見交換の方法。議会全体としての『議会報告会』ではなく、常任委員会ごとに各種団体との懇談会を開き、政策提言に活かしている。
(所沢市)
所沢市では、平成20年6月に『議会基本条例』の制定に関する特別委員会を設置。行く年3月に条例を制定させている。
所沢市議会における議会改革の特徴は、
①『議会報告会』はもちろんのこと、『政策討論会』や『みみ丸カフェ』(市民討議会のような方法)など、様々な方法で市民との意見交換の場を設けている
②議会内の機関として『政策研究審議会』を設け、そこに大学の教授を招へいするなど、学識経験者の知識を積極的に活用している
③議会改革の進捗状況について事業評価を行っている
といったことが挙げられるように思う。
特に、議会改革について事業評価を行っている点は『目からウロコ』だった。
議会改革を進める際、どうしても制度の立ち上げのみに関心の目が向かってしまう。しかし、そうした制度が機能しているのか、絶えずチェックすることが最も重要という所沢市議会の意識の高さは、今後議会改革を進めていく上で、我々も見習っていかねばならない。

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【岐阜県にて日帰り研修】

5月13日(月)、岐阜県の岐阜市と多治見市で行われた「全国若手市議会議員の会OB会」の研修に参加してきました。

 

今回の研修内容は、
(1)こどもサポート総合センターとエールぎふ(岐阜市子ども・若者総合支援センター)について
(2)自動運転バスの5年間の試行運行について
(3)NPO法人「ママズカフェ」の取り組みについて

 

岐阜市では、昨年11月から自動運転バスの運行が5年間にわたって行われています。自動運転バスを走らせている自治体は少なくありませんが、現在公道を使って運行しているのは全国で岐阜市を含めて9ヶ所。

 

岐阜市ではこの半年間で、2万人以上の人たちが自動運転バスに乗車したとのことです。

 

私たちもこの日の研修で、岐阜市役所から岐阜駅までの区間、自動運転バスに乗せていただきました。最高速度が30km/h程度であるため、周囲の自動車の進行を妨げてしまう光景も見られ、そういった点がこれからの課題かも知れません。しかし、専用の通行レーンを設けるといった取り組みを進めると、さらに可能性が広がるのではないかと感じました。

 

人口減少にともない、運転手など担い手の確保が大きな課題になりつつある中、公共交通の持続可能性を高めるためにも、自動運転バスは1つの切り札になっていくものと思われます。

 

また、この日は岐阜市が児童虐待の防止と早期発見・対策のために、令和4年度からスタートさせた「こどもサポート総合センター」(市教委、県警、児相が同じフロアで連携)、さらに多治見市では子育て世代を対象としたカフェの運営や起業支援を行っているNPO法人「ママズカフェ」(平成13年からスタートさせたという全国でも先駆けの組織)の取り組みについても研修を受けてきました。

 

前日に地元での行事が、そして翌日には市議会の会議があったため、この日のみの研修参加となってしまいタイトなスケジュールでしたが、非常に多くの収穫がありました。

 

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