近況報告

NEWS

【11月5日~6日】

市議会だより編集委員会と議会運営委員会による視察を行い、東京都あきる野市と群馬県桐生市を訪れた。

(あきる野市)

全国の大半の地方議会では、住民に向けて広報紙を発行しているが、専門用語などが多く使われているため、読みにくいという指摘の声が多い。

あきる野市議会で、議会の広報紙が見直されるようになったのは、平成23年10月に議会報編集特別委員会において調査研究グループ(議員3名、事務局1名)を設けてから。

全国の先進的な広報紙を集め、あきる野市議会の広報紙と何が違うのか。市役所を訪れる市民にアンケートを実施するなど、地道な調査を続けた。

1年以上の調査と議論を経て、平成25年2月から『ギカイの時間』というタイトルの広報紙にリニューアルされた。

手に取ってもらえる表紙づくりだけでなく、市民に発信する情報を優先度の高いものに絞り、見やすさと分かりやすさにこだわっている。

文字数を減らして『余白を恐れない』、『空欄を重視する』という方針は、従来の広報紙(何でも詰め込もうとしてしまいがち)とは真逆の考え方ではないだろうか。

また『子育て』や『防災』など毎号テーマを設定し、テーマに因んだ市民の座談会なども掲載することで、より市民に広報紙に関心を持ってもらえるような工夫も施されている。

この視察では、広報紙のリニューアルで中心的な役割を担い、私の友人でもある子籠敏人議長から直接説明を受けることができ、大変ありがたく思っている。

『議員は誰もが、市民に“議会を知ってほしい”、“関心を持って欲しい”、“信頼を寄せてほしい”と思っている。でも、議会の情報を分かりやすく伝えなければ逆効果である』という子籠議長の言葉は、今回参加した議員にとって強く印象に残ったようだ。

 

 

(桐生市)

桐生市議会は『議会改革度ランキング』(早稲田大学マニフェスト研究所が調査)で、2017年度に全国6位と高い評価を受けている。テーマとして掲げているのは『一番身近で、頼れる議会づくり』ということ。

同市議会で改革の機運が高まったのは、平成23年の統一地方選以降。この年に行われた市議選で、低投票率だったことに危機感を募らせた1期議員などが中心となって動き始めたようだ。

同年には『議会基本条例の制定』や『議会報告会・意見交換会の開催』、さらには『常任委員会の開催方法の見直し』など、相当のスピード感を持って制度の見直しを進めていった。

その後も『コミュニティFMを活用した議会情報の発信』や『インターネットによる議会中継』(いずれも平成25年)など、市民の開かれた議会づくりに努めてきた。

平成27年の改選を経て『常任委員会による提出議案の充実化』、『議会全体による予算要望書の提出』など、常任委員会が起点となっての政策立案の能力向上を推し進めている。こうした部分については、今回の視察した議員からも強い反響があり、真岡市議会としても今後参考にしていければと思う。

また『市民に開かれた議会づくり』においても『議会報告会・意見交換会』と同時並行で、より参加する市民のターゲットをを絞った『まちづくり討論会の開催』や、議会に対しての意見を一般市民から募る『市民モニターの設置』など、従来以上に進化を遂げており、そうした点が全国的に見ても高い評価を受けている。

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【広報もおかの音訳作業】

4月30日(火)の午後、朗読ボランティア「ひばりの会」の活動で、視覚障がい者の方々のための音訳作業に参加しました。

 

今回、私が音訳したのは、真岡市が毎月発行している「広報もおか」の5月号。

 

15ページ前後の広報誌を3人で分担して音訳するのですが、私に与えられたのは冒頭の7ページ分。文章はさほど多くないのですが、今月号の表紙にはどういう写真が掲載されているのか?1人目の担当者は自分の言葉で端的に紹介しなければなりません。

 

ちなみに今回は、3月15日「井頭温泉チャットパレス」にオープンしたグランピングキャビンで、男の子が両親と一緒にバーベキューなどを食べながら団欒をしている写真…のようです。

 

「う〜ん、グランピングキャビンってそのまま言っただけで通じるかなぁ…」「鍋の中にあるのはポトフみたいだけれど、バーベキューって言ってしまっていいのか?」
もう、あれこれ考えだすとキリがなくなって、「端的に」という要素から遠ざかってしまいそうになります。

 

準備段階ではそんなこともありましたが、本番では何とかほぼノーミスで読み終えることができました。

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