近況報告

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【12月20日】

この日の夜、市民会館大ホールで行われた『在宅医療・介護連携推進事業研修会』にお邪魔をする。

これは、人生の最終段階における医療・ケアはどうあるべきなのか、芳賀郡市内の医療機関や介護施設の関係者が、それぞれの立場から研究を進める目的で続けられている。今回の研修会には、それに加えて各地区の民生委員なども参加していた。

今回の研修会で講師を務めたのは、神戸大学医学部特命教授の木澤義之氏だった。講演のメインテーマは、ACP(アドバンス・ケア・プランニング)。

あまり聞き慣れない言葉だが、人生の最終段階で、それぞれの人がどのような医療やケアを選択していけばよいのか。家族などの“代理決定者”を巻き込みながら、より実効性を伴ったものにしていこうとする取り組みのこと。

現在、全国の自治体では『地域包括ケアシステム』を、いかに確立していくのかが大きな課題となっている。

今回、木澤教授による講演内容は、突き詰めれば1人1人が最期の迎え方をどう選択するのか(そもそも選択ができるものなのか)というテーマであり、『地域包括ケアシステム』の土台となる部分でもある。

大変興味深く拝聴させていただいたのと同時に、労働人口が減少する中で、医療・ケアの分野において、このテーマを担う人材が確保できるのか、大きく問われることになると感じた。

 

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【岐阜県にて日帰り研修】

5月13日(月)、岐阜県の岐阜市と多治見市で行われた「全国若手市議会議員の会OB会」の研修に参加してきました。

 

今回の研修内容は、
(1)こどもサポート総合センターとエールぎふ(岐阜市子ども・若者総合支援センター)について
(2)自動運転バスの5年間の試行運行について
(3)NPO法人「ママズカフェ」の取り組みについて

 

岐阜市では、昨年11月から自動運転バスの運行が5年間にわたって行われています。自動運転バスを走らせている自治体は少なくありませんが、現在公道を使って運行しているのは全国で岐阜市を含めて9ヶ所。

 

岐阜市ではこの半年間で、2万人以上の人たちが自動運転バスに乗車したとのことです。

 

私たちもこの日の研修で、岐阜市役所から岐阜駅までの区間、自動運転バスに乗せていただきました。最高速度が30km/h程度であるため、周囲の自動車の進行を妨げてしまう光景も見られ、そういった点がこれからの課題かも知れません。しかし、専用の通行レーンを設けるといった取り組みを進めると、さらに可能性が広がるのではないかと感じました。

 

人口減少にともない、運転手など担い手の確保が大きな課題になりつつある中、公共交通の持続可能性を高めるためにも、自動運転バスは1つの切り札になっていくものと思われます。

 

また、この日は岐阜市が児童虐待の防止と早期発見・対策のために、令和4年度からスタートさせた「こどもサポート総合センター」(市教委、県警、児相が同じフロアで連携)、さらに多治見市では子育て世代を対象としたカフェの運営や起業支援を行っているNPO法人「ママズカフェ」(平成13年からスタートさせたという全国でも先駆けの組織)の取り組みについても研修を受けてきました。

 

前日に地元での行事が、そして翌日には市議会の会議があったため、この日のみの研修参加となってしまいタイトなスケジュールでしたが、非常に多くの収穫がありました。

 

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