近況報告

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【8月20日~21日】

議会運営委員会と議会活性化等検討委員会の合同による視察で、神奈川県横須賀市と藤沢市を訪れた。

真岡市議会は、日本経済新聞社が全国815市・区議会を対象に行っている『議会活力度調査』で、2014年度に792位だったものを、2018年度には297位まで改善することができた。

今後、さらに議会活性化を進めていくために、全国的に評価の高い横須賀市議会(上記調査で9位)と藤沢市議会(上記調査で74位)を視察できたことは大変意義深かった。

(横須賀市)

横須賀市議会が議会改革に取り組み始めたのは、平成10年からと全国的に見ても非常に早い。

その後、第1次~3次にわたって『議会制度検討会』が設置(平成13~23年)され、平成23年5月には『議会基本条例』を制定させている。

現在は『議会改革の第2ステージ』と位置付け、議会全体の政策立案向上に取り組んでいる。

平成28年に、関東学院大学と包括的パートナーシップ協定を締結したのに加え、翌29年には議会内部に『政策検討会』を設置。これまでに、ごみ屋敷対策やがん対策の条例を議員主導で制定させてきた。現在は、全会派から賛同が得られた『歯と口腔ケア』の課題に取り組んでいるとのことだった。

今後、真岡市議会でも、政策立案向上は大きな課題である。そうした中で、横須賀市議会のように、外部の機関との連携強化、さらに全議員がまとまって政策立案を進める『チーム議会』という意識づけは今後参考にしていかねばならないと思った。

(藤沢市)

藤沢市議会の議会改革は、平成20年に『議会活性化検討会』が設置された時点から本格的にスタートした。その当時から『市民に開かれ、親しまれる身近な議会づくり』をテーマとして掲げており、一般質問における一問一答方式の採用や、議会のインターネット中継を実現させてきた。

平成25年には『議会基本条例』を制定し、同年には第1回目となる『議会報告会・意見交換会』を開催している。

しかし、参加者の固定化、参加人数の減少など、どこの議会でも抱えている課題に直面するとともに、議員と参加者間で意見の対立も見られるようになった。

そうした中にあって、今回私達に説明をしてくださった柳田秀憲議員などが中心となり、専門家のアドバイスを受けながら、より市民が参加しやすい『カフェトークふじさわ』に平成27年度から変えていった。

これは、ワールドカフェ方式で、参加者と議員が同じテーブルで、お茶を飲みながら自由に話し合う雰囲気の中で行うことを主眼に置いている。

これまでに『投票率アップ』や『藤沢市のシビックプライド』などの課題をテーマに開催してきたが、これにより参加者の満足度が大きく高まることとなった(28%→80%)だけでなく、若年層や女性の参加者も増加するようになったという。

昨年度、真岡市議会でも『議会報告会・意見交換会』を初めて開催した。しばらくの間は、現在の方法を踏襲していくのだろうが、どこかの場面で、藤沢市議会などが直面した課題を経験することになると思われる。

そうした際に、できるだけ多くの市民が参加できるような方法というものについて、私達も心を砕いていかなければならない。

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【広報もおかの音訳作業】

4月30日(火)の午後、朗読ボランティア「ひばりの会」の活動で、視覚障がい者の方々のための音訳作業に参加しました。

 

今回、私が音訳したのは、真岡市が毎月発行している「広報もおか」の5月号。

 

15ページ前後の広報誌を3人で分担して音訳するのですが、私に与えられたのは冒頭の7ページ分。文章はさほど多くないのですが、今月号の表紙にはどういう写真が掲載されているのか?1人目の担当者は自分の言葉で端的に紹介しなければなりません。

 

ちなみに今回は、3月15日「井頭温泉チャットパレス」にオープンしたグランピングキャビンで、男の子が両親と一緒にバーベキューなどを食べながら団欒をしている写真…のようです。

 

「う〜ん、グランピングキャビンってそのまま言っただけで通じるかなぁ…」「鍋の中にあるのはポトフみたいだけれど、バーベキューって言ってしまっていいのか?」
もう、あれこれ考えだすとキリがなくなって、「端的に」という要素から遠ざかってしまいそうになります。

 

準備段階ではそんなこともありましたが、本番では何とかほぼノーミスで読み終えることができました。

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