近況報告

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【6月26日】

市民活動推進センター(コラボーレもおか)が主催する研修会に参加した。
今回の研修では、茨城県石岡市の『まちかど情報センター』と、ひたちなか市の『くらし協同館なかよし』を視察した。

(石岡市)
510 159『まちかど情報センター』は平成13年に、中心市街地の空き店舗(元々はカバン屋さんだったとか)を活用して開設されたボランティア団体の活動拠点。
当初は行政が運営していたが、開設5年目からNPO法人『まちづくり市民会議』が委託され管理・運営している。真岡市でもコラボーレの民間委託が議論されているが、開設後の一定期間は行政が受け持つという石岡市の方法は、今後の参考にしてもいいのではないだろうか。
510 171真岡市のコラボーレと比較すると、スペースが広く市民の活用方法も幅広く、各団体が製作したものの物販やコンサートなども行われている。また、中心市街地にあるため、お祭りや商店街のイベントと連携ができるのも大きな特徴と言える(その分、駐車場が狭いのは難点と言えますが…)。
さらに同センターではインターネット放送を活用し、毎週30分程度の番組を独自に制作し、各団体の活動について情報発信をしている。

(ひたちなか市)
510 166市内にある本郷台団地は今から約40年前に開発され、現在は住民の高齢化が進んでいる地域となっている。
この地域には、住民が買い物をする身近な場所と『生協ハイコープ』があったが、平成16年5月に閉店することになってしまい、高齢者が自宅にこもるなどの影響が懸念された。
そうした中、地元の主婦達がNPO法人を設立して、翌17年11月に『くらし協同館なかよし』を生協の店舗跡にオープンすることとなった。
店内を見渡すと、主婦達がつくった惣菜をはじめとする食料品販売だけでなく、高齢者を対象とした趣味講座、さらに子育て支援のサロンなども設けられており、『店舗』というよりも、むしろ地域住民の『居場所』の色合いが強い。
510 163地域住民が行政の支援をほとんど受けず、それぞれの得意分野を活かしてビジネスとして成立させていく。さらに超高齢社会への対応や地域循環型経済の構築という課題にも挑んでいく取り組みは、今後各地で展開されると思われる『コミュニティビジネス』のモデルケースと呼べるのではないだろうか。

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【岐阜県にて日帰り研修】

5月13日(月)、岐阜県の岐阜市と多治見市で行われた「全国若手市議会議員の会OB会」の研修に参加してきました。

 

今回の研修内容は、
(1)こどもサポート総合センターとエールぎふ(岐阜市子ども・若者総合支援センター)について
(2)自動運転バスの5年間の試行運行について
(3)NPO法人「ママズカフェ」の取り組みについて

 

岐阜市では、昨年11月から自動運転バスの運行が5年間にわたって行われています。自動運転バスを走らせている自治体は少なくありませんが、現在公道を使って運行しているのは全国で岐阜市を含めて9ヶ所。

 

岐阜市ではこの半年間で、2万人以上の人たちが自動運転バスに乗車したとのことです。

 

私たちもこの日の研修で、岐阜市役所から岐阜駅までの区間、自動運転バスに乗せていただきました。最高速度が30km/h程度であるため、周囲の自動車の進行を妨げてしまう光景も見られ、そういった点がこれからの課題かも知れません。しかし、専用の通行レーンを設けるといった取り組みを進めると、さらに可能性が広がるのではないかと感じました。

 

人口減少にともない、運転手など担い手の確保が大きな課題になりつつある中、公共交通の持続可能性を高めるためにも、自動運転バスは1つの切り札になっていくものと思われます。

 

また、この日は岐阜市が児童虐待の防止と早期発見・対策のために、令和4年度からスタートさせた「こどもサポート総合センター」(市教委、県警、児相が同じフロアで連携)、さらに多治見市では子育て世代を対象としたカフェの運営や起業支援を行っているNPO法人「ママズカフェ」(平成13年からスタートさせたという全国でも先駆けの組織)の取り組みについても研修を受けてきました。

 

前日に地元での行事が、そして翌日には市議会の会議があったため、この日のみの研修参加となってしまいタイトなスケジュールでしたが、非常に多くの収穫がありました。

 

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