近況報告

NEWS

【2月12日】

509 153県内の議員有志などで構成する『地方自治を学ぶ会』の研修会が、小山市の生涯学習センターで行われた。

今回の講師は、千葉県我孫子市の前市長である福嶋浩彦氏。改革派の市長として知られ、在任中に全国の自治体で初めて『事業仕分け』を導入したことでも注目された。

講演では、福嶋氏自身が仕分け人として立ち会った、国の事業仕分けについて説明を行った後、『市民自治を確立するにはどうすればよいのか』という話題に。

  1. 制度論や法律論から考えても、国民の代表として“全権委任”されている国会議員と異なり、首長や地方議員はリコールで解任される可能性を常に有する存在である。
  2. したがって、首長や地方議会は意思決定をする際に、市民の様々な意見を聞く必要がある。
  3. その一方で、首長や地方議会の考えと市民のニーズでは、ズレが生じることも想定しておかなければならず、それを是正する装置として『常設型住民投票制度』が不可欠となる。
  4. 市民、首長、地方議会の3つの緊張関係で自治体を動かすためには、市民も不平不満を言うだけでなく、自立した行動が求められる。
  5. 『新しい公共』では、まず市民が動くこと。そしてできないものについて、税金を払って政府にやらせるという感覚が必要。

という主旨の講演だった。

地方議員は、選挙で選ばれているだけに『我こそが民意』という感覚に陥りやすい。したがって、議会全体として市民の多様な意見を聞く制度は未成熟であるのは否めない事実である。『市民感覚とズレたら地方議員はクビになる可能性があるのですよ』福嶋氏の言葉がグサグサッと胸に突き刺さる。

最新の記事latest articles

  • 2024/03/16
    【入学式さえ経験できなかった君…
  • 2024/03/12
    【予算審査特別委員会】
  • 2024/03/08
    【2月定例会・代表質問】
  • 2024/03/07
    【総務常任委員会が開かれていま…
  • 2024/02/29
    【真岡市の新年度予算案を審査】

カテゴリーcategory

アーカイブarchive

近況報告

NEWS

【入学式さえ経験できなかった君たちへ】

3月16日(土)、小山市にある白鷗大学では卒業式が行われます。

 

私のもとでインターンをしていた学生のうち7名が卒業し(うち1名は他大学生ですが)、社会へと羽ばたいていきます。受け入れた時期はみんな異なりますが、今振り返っても本当に気のいい学生ばかりでした。

 

活動期間を終えてからも「自分たちも前の期の人たちにお世話になったから…」と、あとの期のメンバーの活動を手伝ってくれて、おかげで私も随分助けられました。

 

今回卒業するのは、2020年春に大学に入学した学年です。

 

コロナ禍がはじまって間もない時期で、本来であれば晴れがましい気持ちで迎えるはずの入学式さえ経験できなかった彼ら。

 

インターンとして懸命に活動している時の写真は1人1人沢山あるのですが、その大半がマスクをつけていて、改めて「そういう時期だったんだよなぁ」と感じます。

 

そんな経験もしてきたからでしょうか。人の痛みが分かるというか、あとの期のメンバーが困っている時に、そっと手を差し伸べられる優しさを持ち合わせているのかも知れません。

 

それは、これからの生活でも持ち続けてくれたら…と、心から願っています。

 

ぜひ、入学式の分まで晴れがましい気持ちで、卒業式に臨んでほしいものです。

 

ご卒業本当におめでとう!7名の前途に幸あれ🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸

最新の記事latest articles

  • 2024/03/16
    【入学式さえ経験できなかった君…
  • 2024/03/12
    【予算審査特別委員会】
  • 2024/03/08
    【2月定例会・代表質問】
  • 2024/03/07
    【総務常任委員会が開かれていま…
  • 2024/02/29
    【真岡市の新年度予算案を審査】

カテゴリーcategory

アーカイブarchive