【8月2日】
2018/08/17
- 近況報告・お知らせ
山梨県山梨市で行われた『関東若手市議会議員の会』の研修会に参加。
今回の研修会は、総会や役員会を兼ねて2日間行われたが、私は地元での公務などもあり(あくまでも公務が優先です)、最終日のこの日だけ参加をさせていただいた。
この日の研修では、山梨市が取り組んでいる①次世代エネルギーパーク、②市立産婦人科医院、③女子観光プロモーションチームの3つについて研修が行われた。
1つ1つのテーマについてインパクト(特に『女子観光プロモーションチーム』の取り組みは、真岡市ですぐ“直輸入”してもいい内容でした)の大きな内容だったが、私の中で特に印象深かったのは『市立産婦人科医院』について。
山梨市内に1つだけあった産婦人科医院が、再開発事業を機に市外への移転を検討していた中、同市は全国初の試みとなる公設民営の有床産婦人科医院を、昨年6月にオープンさせた。
当初話を聞いた時、私は正直なところ『財政的なことを考えても、市がそこまで踏み込むべきなのか?』という疑問を抱いていた。実際、研修中にも参加者から同様の質問が出された。
それに対して中村雄二院長は『産婦人科医院のないまちでは子どもは増えない。子どもが増えないまちでは幼稚園、保育所が消え、やがて小学校がなくなる』、『そのようなまちに未来はあるのか』と言われ、とても強い衝撃を受けた。結局のところ『地方創生』や『人口減少対策』というものは、自治体側に『どこまでの覚悟があるのか』と、あいくちを突き付けられているものであると気付かされる。
この『若手市議会議員の会』は、45歳を迎えた8月末で卒業となる。つまり、今回の研修が私にとっては、会のメンバーとして最後の関東研修だった。