【終結から79年】
2024/06/24
- 近況報告・お知らせ
6月23日は、さきの大戦末期の「沖縄戦」が終結した日です。
沖縄戦は昭和20年3月26日から始まり、約2ヶ月間にわたって繰り広げられた戦闘でした。私の祖父の保も、この沖縄戦で命を失いました。位牌を見ると4月19日が命日となっているので、沖縄に米軍が上陸して間もなくの時期だったようです。
当時の沖縄県民は人口約50万人。そのうち約12万人が沖縄戦で命を落とされました。
そうした中、沖縄県警察部長(今の県警本部長)として県民の疎開に力を尽くしたのが、荒井退造氏です。彼が命をかけて救った県民は約20万人とも言われています。その奮闘ぶりは田村洋三さんの『沖縄の島守』、そして2年前に上映された映画『島守の塔』などに(俳優の村上淳さんが荒井退造役でした)描かれています。
荒井退造氏は栃木県、しかも真岡市にほど近い宇都宮市上籠谷町(当時は芳賀郡清原村)の出身。しかも、私にとっては明治大学の大先輩でもあります。
毎年春と夏に受け入れているインターン生たちと一緒に、荒井退造氏の生家を訪れることがあるのです。学生たちにも何かを感じ取ってもらえればいいのですが。
来年は終戦から80年の節目を迎えます。改めて平和の尊さ、戦争の悲惨さを考え、次の世代に伝えていかなければと思います。