近況報告

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【8月17日】

雷鳴が 花火替わりの 別れかな

今月10日に亡くなった入江巡一議員の告別式に参列する。

『9月議会では俺も質問をやりたいから』と、初めは乗り気でなかった抗がん剤治療も前向きに挑むようになっていたという話をご家族からお聞きし、何ともやり切れぬ思いに駆られる。

入江議員とは『同僚議員』という一言では片付かない様々な思い出がある。

我が家と同じ並びにあった石材店のおじさんが、元プロ野球選手(大洋ホエールズの捕手だった)なのだと親から聞き、『行ってみよう!』と迷惑も顧みず、近所の友達と作業場へ押しかけたのは、もう30年も前のことである。

以来、大人になるまで何かと気にかけていただき、まさか自分が市議選に出馬し、その選対本部長をお願いすることになろうとは想像もしていなかった。

2度目の市議選直前に『無選挙はいかん!』とご自身も出馬された時は、正直頭を抱えたが、選挙直後には総務常任委員会で私が委員長、入江さんが副委員長という関係になり、またもや何かにつけてお助けいただいた。

祭りと酒をこよなく愛し、“豪放磊落”“頑固者”というイメージが強い方だったが、仕事ぶりは驚くほど繊細で、女性が書いたようなきれいな文字を書く“メモ魔”であることは、一緒に仕事をして初めて知った一面だった。

上から目線で来る人間には徹底的に反発する一方で、困っている人間は放っておけない性格。『俺なんかでいいのかねぇ…』と悩みながらも、保護司を平成15年から引き受け、病床に伏す間際まで元受刑者の社会復帰を支援していたのは、そんな入江さんの人柄を物語る一面ではなかっただろうか。合掌。

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【岐阜県にて日帰り研修】

5月13日(月)、岐阜県の岐阜市と多治見市で行われた「全国若手市議会議員の会OB会」の研修に参加してきました。

 

今回の研修内容は、
(1)こどもサポート総合センターとエールぎふ(岐阜市子ども・若者総合支援センター)について
(2)自動運転バスの5年間の試行運行について
(3)NPO法人「ママズカフェ」の取り組みについて

 

岐阜市では、昨年11月から自動運転バスの運行が5年間にわたって行われています。自動運転バスを走らせている自治体は少なくありませんが、現在公道を使って運行しているのは全国で岐阜市を含めて9ヶ所。

 

岐阜市ではこの半年間で、2万人以上の人たちが自動運転バスに乗車したとのことです。

 

私たちもこの日の研修で、岐阜市役所から岐阜駅までの区間、自動運転バスに乗せていただきました。最高速度が30km/h程度であるため、周囲の自動車の進行を妨げてしまう光景も見られ、そういった点がこれからの課題かも知れません。しかし、専用の通行レーンを設けるといった取り組みを進めると、さらに可能性が広がるのではないかと感じました。

 

人口減少にともない、運転手など担い手の確保が大きな課題になりつつある中、公共交通の持続可能性を高めるためにも、自動運転バスは1つの切り札になっていくものと思われます。

 

また、この日は岐阜市が児童虐待の防止と早期発見・対策のために、令和4年度からスタートさせた「こどもサポート総合センター」(市教委、県警、児相が同じフロアで連携)、さらに多治見市では子育て世代を対象としたカフェの運営や起業支援を行っているNPO法人「ママズカフェ」(平成13年からスタートさせたという全国でも先駆けの組織)の取り組みについても研修を受けてきました。

 

前日に地元での行事が、そして翌日には市議会の会議があったため、この日のみの研修参加となってしまいタイトなスケジュールでしたが、非常に多くの収穫がありました。

 

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