近況報告

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【11月14日~15日】

008東京の日本青年館で行われた『清渓セミナー』に参加した。

このセミナーは、地方議員や首長を対象として毎年この時期に行われているもので、今回が18回目となる。全国各地から約70名の参加者が集まった。

007005今年のメインテーマは『教育再生』。自分としては最も関心のあるテーマで、3日間のセミナーを全て受けたかったところであるが、地元での用事も重なり、2日目からの参加となった。それでも『ヤンキー先生』こと義家弘介・衆議院議員など、著名な方の話を聴くことができ、大いに刺激になった。

003ただし、今回のセミナーで最も印象に残ったのは、福岡県春日市の教育委員会で今年3月まで学校教育部長をされていた工藤一徳さんのお話であった。

市町村の教育委員会については、教員の人事権などを持たないこともあり『形骸化している』との指摘がされている。一方で、教育委員会の事務局は膨大な文書処理、予算執行の手続きなどの事務作業に追われている状況にある。

そうした中で、春日市の教育委員会では、予算執行などについて各学校に権限を委譲したほか、コミュニティスクールの導入、さらには教職員の多忙化対策として教育委員会への提出物の削減など、各種制度や事務内容の見直しを図った。

さらに、教育委員が行う予算の審議をより実効性のあるものとするため、時期を前倒しするなどの取り組みも行ってきたという。

『教員の多忙感』については、3日前に那須塩原市で行われた野嵐会の勉強会でも話題になったばかり。どういう制度設計をしていけばいいのか今後の課題であったが、工藤さんのお話は、政策をまとめていく上で非常に参考となる内容だった。

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【岐阜県にて日帰り研修】

5月13日(月)、岐阜県の岐阜市と多治見市で行われた「全国若手市議会議員の会OB会」の研修に参加してきました。

 

今回の研修内容は、
(1)こどもサポート総合センターとエールぎふ(岐阜市子ども・若者総合支援センター)について
(2)自動運転バスの5年間の試行運行について
(3)NPO法人「ママズカフェ」の取り組みについて

 

岐阜市では、昨年11月から自動運転バスの運行が5年間にわたって行われています。自動運転バスを走らせている自治体は少なくありませんが、現在公道を使って運行しているのは全国で岐阜市を含めて9ヶ所。

 

岐阜市ではこの半年間で、2万人以上の人たちが自動運転バスに乗車したとのことです。

 

私たちもこの日の研修で、岐阜市役所から岐阜駅までの区間、自動運転バスに乗せていただきました。最高速度が30km/h程度であるため、周囲の自動車の進行を妨げてしまう光景も見られ、そういった点がこれからの課題かも知れません。しかし、専用の通行レーンを設けるといった取り組みを進めると、さらに可能性が広がるのではないかと感じました。

 

人口減少にともない、運転手など担い手の確保が大きな課題になりつつある中、公共交通の持続可能性を高めるためにも、自動運転バスは1つの切り札になっていくものと思われます。

 

また、この日は岐阜市が児童虐待の防止と早期発見・対策のために、令和4年度からスタートさせた「こどもサポート総合センター」(市教委、県警、児相が同じフロアで連携)、さらに多治見市では子育て世代を対象としたカフェの運営や起業支援を行っているNPO法人「ママズカフェ」(平成13年からスタートさせたという全国でも先駆けの組織)の取り組みについても研修を受けてきました。

 

前日に地元での行事が、そして翌日には市議会の会議があったため、この日のみの研修参加となってしまいタイトなスケジュールでしたが、非常に多くの収穫がありました。

 

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