近況報告

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【11月20日】

029障がいを持った子ども達の就労について調査をするため、益子特別支援学校を個人視察した。

きっかけは、知人が同校の就労支援に関わるようになり、生徒達の就職にいたるまでの苦労話を聞いたことだった。自分もこれまで障がい児の様々な課題について取り組んできたつもりではいた。しかし、彼らが大人になった後の問題については、恥ずかしいくらい認識が甘かったとその時痛感した。

今回の視察では、就職担当の先生からお話を伺った後、授業や実習の様子を見学した。現在、同校には約200人の児童・生徒が主に芳賀地域から通っていて、そのうち高等部の生徒が90名。最上級生の高校3年生は30名ほど在籍し、例年就職することができるのは、3分の1の10名程度なのだという。

先生によれば、就職できるか否かの問題もさることながら、その前段としての職場での実習の受け入れ先を確保することも(さらに言えば、そのお願いや説明をする企業を見つけることも)大変難しい状況のようである。

作業場で行われている実習では、高校2~3年生達が工作機械やバーナーなども使いこなしてベンチを製作していた。黙々と作業をこなしている彼らにあれこれと質問をぶつけてみた(スミマセン…どこへ行っても私は“質問魔”なのです)。無論、障がいの内容や程度にもよるのだろうが、1人1人ハキハキと受け答えをしていたのが印象的だった。

彼らの様子について、単なるイメージではなく正確な情報を社会に伝えていくのは、見学をさせていただいた自分のような者の役割なのだと思う。

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【岐阜県にて日帰り研修】

5月13日(月)、岐阜県の岐阜市と多治見市で行われた「全国若手市議会議員の会OB会」の研修に参加してきました。

 

今回の研修内容は、
(1)こどもサポート総合センターとエールぎふ(岐阜市子ども・若者総合支援センター)について
(2)自動運転バスの5年間の試行運行について
(3)NPO法人「ママズカフェ」の取り組みについて

 

岐阜市では、昨年11月から自動運転バスの運行が5年間にわたって行われています。自動運転バスを走らせている自治体は少なくありませんが、現在公道を使って運行しているのは全国で岐阜市を含めて9ヶ所。

 

岐阜市ではこの半年間で、2万人以上の人たちが自動運転バスに乗車したとのことです。

 

私たちもこの日の研修で、岐阜市役所から岐阜駅までの区間、自動運転バスに乗せていただきました。最高速度が30km/h程度であるため、周囲の自動車の進行を妨げてしまう光景も見られ、そういった点がこれからの課題かも知れません。しかし、専用の通行レーンを設けるといった取り組みを進めると、さらに可能性が広がるのではないかと感じました。

 

人口減少にともない、運転手など担い手の確保が大きな課題になりつつある中、公共交通の持続可能性を高めるためにも、自動運転バスは1つの切り札になっていくものと思われます。

 

また、この日は岐阜市が児童虐待の防止と早期発見・対策のために、令和4年度からスタートさせた「こどもサポート総合センター」(市教委、県警、児相が同じフロアで連携)、さらに多治見市では子育て世代を対象としたカフェの運営や起業支援を行っているNPO法人「ママズカフェ」(平成13年からスタートさせたという全国でも先駆けの組織)の取り組みについても研修を受けてきました。

 

前日に地元での行事が、そして翌日には市議会の会議があったため、この日のみの研修参加となってしまいタイトなスケジュールでしたが、非常に多くの収穫がありました。

 

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