近況報告

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【10月26日~28日】

20151026_202049栃木県遺族連合会主催の『栃木の搭・沖縄戦跡巡拝』に妻とともに参加。

糸満市摩文仁の丘で行われた戦没者追悼式にも出席をさせていただいた。

今年は終戦から70年という節目ということもあり、県からも福田富一知事や岩崎信県議会議長なども式典に出席されていた。

我が家では、父方の祖父がさきの大戦において沖縄で戦死をしている。昭和20年4月19日に、現在の嘉手納基地周辺の場所で亡くなったというから、米軍が沖縄に上陸した直後のことなのだろう。

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『戦争の記憶が国民の間で風化しつつある』と言われて久しい。今年の夏、TV番組を見ていても、『8月15日は何の日か?』という問いに対して、アンケートに答えた約半数の若者が正確に応えられなかったらしい。

『8月15日?  8・1・5…。 ハイゴレイの日?』

TVの向こう側で、そんな答えをする屈託のない笑顔に思わず愕然となった。

私達は『戦争経験者』ではない。なれないし、なってはいけない。たとえ『戦争を経験していない世代の言葉は軽い』と言われても、それでも戦争の悲惨さや平和の大切さを後世に語り継いでいく責任はある。

014だから妻には1度、祖父が最期を迎えた沖縄を見せたかった。初日に行われた研修(講師は、稲嶺県政時代に副知事だった嘉数昇明氏)や、式典、ひめゆりの塔などの巡拝、さらに3日間ご一緒させていただいた約50名の遺族の方々から聞けたお話など、1つ1つの経験が彼女にとっても強い衝撃だったようだ。

029また今回は、戦時中に沖縄県の警察部長を務めた荒井退造氏の慰霊ができたことも強く心に残った。

荒井氏については、映画やTVドラマなどで、当時の沖縄県知事(島田叡氏)とともに悲しい最期を迎えたことが描かれており、その存在は以前から知っていたが、栃木県の出身の方だったということは、最近の新聞報道で初めて知った。さらに、私にとっては母校・明治大学の大先輩であるということも、つい先日『Wikipedia』を見て知ったような次第で、自分の勉強不足が本当に恥ずかしい。

あの厳しい戦時中にあって、沖縄の人々に『最後まで生き延びよ』と説き、20数万人の命を救ったことについては、私達ももっと深く認識し、誇りを持つべきことだと思う。

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【岐阜県にて日帰り研修】

5月13日(月)、岐阜県の岐阜市と多治見市で行われた「全国若手市議会議員の会OB会」の研修に参加してきました。

 

今回の研修内容は、
(1)こどもサポート総合センターとエールぎふ(岐阜市子ども・若者総合支援センター)について
(2)自動運転バスの5年間の試行運行について
(3)NPO法人「ママズカフェ」の取り組みについて

 

岐阜市では、昨年11月から自動運転バスの運行が5年間にわたって行われています。自動運転バスを走らせている自治体は少なくありませんが、現在公道を使って運行しているのは全国で岐阜市を含めて9ヶ所。

 

岐阜市ではこの半年間で、2万人以上の人たちが自動運転バスに乗車したとのことです。

 

私たちもこの日の研修で、岐阜市役所から岐阜駅までの区間、自動運転バスに乗せていただきました。最高速度が30km/h程度であるため、周囲の自動車の進行を妨げてしまう光景も見られ、そういった点がこれからの課題かも知れません。しかし、専用の通行レーンを設けるといった取り組みを進めると、さらに可能性が広がるのではないかと感じました。

 

人口減少にともない、運転手など担い手の確保が大きな課題になりつつある中、公共交通の持続可能性を高めるためにも、自動運転バスは1つの切り札になっていくものと思われます。

 

また、この日は岐阜市が児童虐待の防止と早期発見・対策のために、令和4年度からスタートさせた「こどもサポート総合センター」(市教委、県警、児相が同じフロアで連携)、さらに多治見市では子育て世代を対象としたカフェの運営や起業支援を行っているNPO法人「ママズカフェ」(平成13年からスタートさせたという全国でも先駆けの組織)の取り組みについても研修を受けてきました。

 

前日に地元での行事が、そして翌日には市議会の会議があったため、この日のみの研修参加となってしまいタイトなスケジュールでしたが、非常に多くの収穫がありました。

 

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