近況報告

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【11月16日~17日】

東京の日本青年館で行われた『清渓セミナー』に2日間参加。
このセミナーは、全国の地方議員を対象にしたもので、今年で22回目を数える(私はこのセミナーの実行委員会副委員長を務めております)。
長年、日本青年館を会場としてきたのだが、リニューアル工事が行われていたため、これまで2年間は別の会場で開催してきた。しかし、今年は新しい日本青年館で行われる最初のセミナー(今年夏に完成)ということで、とても感慨深いものがある。
今回の研修は、『地域包括ケアシステムを内包したコンパクトなまちづくり』(菅原英次・岡山県高梁市川上診療所所長)、『買い物困難者対策と地域活性化の道筋』(折笠俊輔・流通経済研究所主任研究員)など、超高齢社会への対応がメニューの中心だった。
菅原所長からは、岡山県高梁市の旧川上町で、その中心部に医療・福祉・住まいの複合施設を整備し、運営している状況についてお話しいただいた。
ちょうど『現在の芳賀赤十字病院について、今後どのように利活用を図ればいいか』ということを考えていたので、自分にとっては本当にタイムリーな話が聞けたと思っている。

 

また、折笠氏の講演の途中では、今回参加した議員が小グループに分かれて『公共交通のあり方』などについてディスカッションを行った。
私達のグループには、宮城、山形から岡山、広島、そして熊本まで、全国様々な地域の議員がいたが、地元の公共交通について現状を聞いてみると、真岡市のようにコミュニティバスとデマンドタクシーを組み合わせて運行している自治体は、案外少ないことに気づかされた(参加議員の自治体では、デマンドタクシーに絞っているところが多かったです)。
確かに、今後自動車の運転ができない高齢者が増えてくると、『ドアツードア』の交通手段が必要不可欠である。真岡市としても公共交通体系のあり方について、現状を当たり前とせず、もう1度根本から問い直してみるべきかもしれない。

 

さて、17日の午後からは豊島区役所に移動。同区役所内で行われた『関東若手市議会議員の会』の政策部会主催による研修の方に参加した。

今年度、『関東若手市議会議員の会』では、議員立法のスキルを身につけることを1つのテーマとしている。今回は、青山社中株式会社の方々にご協力をいただき、条例案の作成や実在する条例の修正を体験するワークショップが行われた。

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【岐阜県にて日帰り研修】

5月13日(月)、岐阜県の岐阜市と多治見市で行われた「全国若手市議会議員の会OB会」の研修に参加してきました。

 

今回の研修内容は、
(1)こどもサポート総合センターとエールぎふ(岐阜市子ども・若者総合支援センター)について
(2)自動運転バスの5年間の試行運行について
(3)NPO法人「ママズカフェ」の取り組みについて

 

岐阜市では、昨年11月から自動運転バスの運行が5年間にわたって行われています。自動運転バスを走らせている自治体は少なくありませんが、現在公道を使って運行しているのは全国で岐阜市を含めて9ヶ所。

 

岐阜市ではこの半年間で、2万人以上の人たちが自動運転バスに乗車したとのことです。

 

私たちもこの日の研修で、岐阜市役所から岐阜駅までの区間、自動運転バスに乗せていただきました。最高速度が30km/h程度であるため、周囲の自動車の進行を妨げてしまう光景も見られ、そういった点がこれからの課題かも知れません。しかし、専用の通行レーンを設けるといった取り組みを進めると、さらに可能性が広がるのではないかと感じました。

 

人口減少にともない、運転手など担い手の確保が大きな課題になりつつある中、公共交通の持続可能性を高めるためにも、自動運転バスは1つの切り札になっていくものと思われます。

 

また、この日は岐阜市が児童虐待の防止と早期発見・対策のために、令和4年度からスタートさせた「こどもサポート総合センター」(市教委、県警、児相が同じフロアで連携)、さらに多治見市では子育て世代を対象としたカフェの運営や起業支援を行っているNPO法人「ママズカフェ」(平成13年からスタートさせたという全国でも先駆けの組織)の取り組みについても研修を受けてきました。

 

前日に地元での行事が、そして翌日には市議会の会議があったため、この日のみの研修参加となってしまいタイトなスケジュールでしたが、非常に多くの収穫がありました。

 

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