近況報告

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【3月11日】

509 170夕方から、東京の日本財団本部で行われた地方議員対象の研修会に参加した。今回のテーマは『経済発展と環境保全を両立させた都市はどこか』。講師は、日本経済新聞社の産業地域研究所で主任研究員を務める市川嘉一氏だった。

市川氏は、全国の806市区を対象に『環境保全度』『経済豊かさ度』『社会安定度』の3分野について調査し、『全国都市サステナブル度ランキング』(色んなランキングがあるものですなぁ…)の取りまとめを行った中心人物。講演では、調査の手法や今後の都市形成のために何が求められるのか、といったことが説明された。

『経済発展と環境保全の両立』と聞いてイメージした都市は、『岩手県盛岡市や福岡県久留米市、福島県郡山市、あとは金沢市や富山市なども素敵な所だったなぁ』と、行政視察などで訪れたまちをあれこれ思い浮かべたのだが…。ランキングによれば、1位が東京都武蔵野市、2位が東京都三鷹市、3位が愛知県豊田市と、経済的に優位性のある大都市部が上位を占める。

調査項目を見ると、コミュニティバスなども含めた公共交通網の整備状況が重要視されており、そうした点から考えると、経済的に発展している自治体が有利になるのは当然のことのような気がした(その点は、質疑応答で市川氏に噛みついてしまいました…)。

ちなみに、わが真岡市は全体で194位。資料の『全国上位200都市一覧』の1番最後に辛うじてランクインしていた。環境保全度は低いものの(考えてみれば当然の結果ですが)、経済豊かさ度と社会安定度で高い評価を得たのが要因。確かに、公共交通網の整備についてはなかなか難しい面もあるが、そのほかにもごみのリサイクル促進や温暖化ガス削減など、真岡市として努力しなければならない部分がまだまだ残されている。

ちなみに、今回の研修会は主催者の意向により少人数に絞って行われ、首都圏を中心に15名の地方議員が参加した(中には長野県や滋賀県、兵庫県から来た方も。その熱心さには脱帽です)。

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【岐阜県にて日帰り研修】

5月13日(月)、岐阜県の岐阜市と多治見市で行われた「全国若手市議会議員の会OB会」の研修に参加してきました。

 

今回の研修内容は、
(1)こどもサポート総合センターとエールぎふ(岐阜市子ども・若者総合支援センター)について
(2)自動運転バスの5年間の試行運行について
(3)NPO法人「ママズカフェ」の取り組みについて

 

岐阜市では、昨年11月から自動運転バスの運行が5年間にわたって行われています。自動運転バスを走らせている自治体は少なくありませんが、現在公道を使って運行しているのは全国で岐阜市を含めて9ヶ所。

 

岐阜市ではこの半年間で、2万人以上の人たちが自動運転バスに乗車したとのことです。

 

私たちもこの日の研修で、岐阜市役所から岐阜駅までの区間、自動運転バスに乗せていただきました。最高速度が30km/h程度であるため、周囲の自動車の進行を妨げてしまう光景も見られ、そういった点がこれからの課題かも知れません。しかし、専用の通行レーンを設けるといった取り組みを進めると、さらに可能性が広がるのではないかと感じました。

 

人口減少にともない、運転手など担い手の確保が大きな課題になりつつある中、公共交通の持続可能性を高めるためにも、自動運転バスは1つの切り札になっていくものと思われます。

 

また、この日は岐阜市が児童虐待の防止と早期発見・対策のために、令和4年度からスタートさせた「こどもサポート総合センター」(市教委、県警、児相が同じフロアで連携)、さらに多治見市では子育て世代を対象としたカフェの運営や起業支援を行っているNPO法人「ママズカフェ」(平成13年からスタートさせたという全国でも先駆けの組織)の取り組みについても研修を受けてきました。

 

前日に地元での行事が、そして翌日には市議会の会議があったため、この日のみの研修参加となってしまいタイトなスケジュールでしたが、非常に多くの収穫がありました。

 

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