【12月26~27日】
今年1年間、真岡青年会議所で一緒に活動してきた市民意識向上委員会のメンバーと国内某所にて打ち上げをかねた1泊旅行にでかける。
この1年間、委員長をつとめさせていただき、本当に様々なことを経験してきた。
4月に行われた真岡市長選挙の公開討論会(最終的には告示後の『合同・個人演説会』になったが)の企画、設営。無作為抽出によって選ばれた市民がまちづくりの課題を議論する『市民討議会』を、真岡市(8月)、益子町(11月)でそれぞれ開催。10月~11月にかけて地域のごみ減量化に挑んだ『雑紙チャレンジ活動』。また、開催には至らなかったが、市貝町長選挙でも公開討論会の開催に奔走した。
実を言うと、日本経済新聞社の調査で、真岡市の行政革新度(595位)と行政サービス度(389位)が極めて低い水準であるこということを知ったのも、この委員会の勉強会がきっかけだった。
年明け早々から走ってきた中で何度も壁にぶつかったが、いかなる時も笑顔とまちづくりに対する情熱を忘れず、不安に押しつぶされそうになった私を支えてくれたのは、この委員会のメンバーである。最高の仲間と、最高の1年間を過ごせたことに心から感謝したい。
【12月15日】
12月定例議会の閉会日。
『議員定数等検討委員会』の会合が行われた。私も2期議員の代表として委員に加わり『2~4名減はやむなし(これでも少ないのですが)』と申し上げているが、定数の“現状維持”を唱える議員が圧倒的に多く、今も議論は噛み合ってはいない。
この財政難の時代、様々な分野の事業が歳出削減を余儀なくされる中で、『議員だけは別!』という訳にはいかない。議員自らが率先して手本を示すことではじめて市民からの理解が得られ、執行部とも堂々と対峙できるのではないか。痛みはまず自分から…である。
無論、議員の数を減らせばいいというものではない。しかし、そうであるならば市民の方々から『議員の数はもっと必要』と感じていただけるだけのレベルの高い議論を公の場ですべきであるし、それを支えるだけの制度設計が不可欠である。
本格的な分権時代を迎えて、今後議会の役割は一層増していくであろう。しかしその一方で、議会自体が時代の波と変化について行けないのであれば、地域社会の中で『不要物』との烙印を押されかねない。
【12月11日】
毎年恒例となっている、その1年の世相を現す漢字一文字が発表された。
『新』
新政権の発足や、イチローの9年連続200本安打の新記録、さらに新型インフルエンザの世界的流行がその理由とのこと。
ちなみに、『今年の漢字』はインターネットなどで公募しているが、私が応募した漢字は『奪』(こういうものに応募するの、意外に好きなんです)。
民主党の政権奪取や、スポーツの世界でもWBC連覇、石川遼の賞金王、、亀田興毅の世界王座、巨人の日本一など奪取・奪回にちなんだニュースが多く、さらに不況で家や仕事を奪われる人が後を絶たないことや、各地で女子大生が残虐な事件で命を奪われるニュースも目立ったのが理由だったのだが。。。
う~ん、『新』か~。。。
【12月7日】
12月定例議会の質疑・一般質問の初日。この日、5人目として登壇し、
1.真岡市副市長の選任につき同意を求めることについて
2.市長のあて職見直しについて
3.荒町地内に計画中の『無料低額宿泊所』について
4.雇用・経済政策について
5.障がい児への支援策について
6.教育関係の諸課題について
の計6件について一般質問を行った。
9月定例議会でも取り上げた『ライフスキル教育プログラム』については、来年度から研究校を指定し、実践していくことが明らかとなった。
また、老朽化が著しい心身障がい児通園ホーム『ひまわり園』を、平成23年度までには改築・移転などの対応をとるとのこと。ずっと寒い冬を同施設で過ごしてきた子ども達や保護者にとって、ちょっとだけ温かい気持ちになる答弁だったのではないだろうか。
(あとは…雇用の問題だな~。何と言っても)
【11月30日】
12月定例議会が開会した。
今回の議会では、これまで空席となっていた副市長人事(総務部長の内田龍雄氏を選任)や、第10次市勢発展長期計画の基本構想など12議案が上程された。
不況や新型インフルエンザなど様々な問題が山積していることもあってか、14名の議員が一般質問を行う予定。質問者が14名に達したのは、今から4年前の平成17年12月定例議会以来である。
また、一般質問の日程が今回初めて3日間となる。
ただ単に多ければいいということではないが、議会活性化の基礎的条件ではあるので、望ましいことであると思える。
【11月24日】
議会運営委員会が行われ、12月定例議会の日程、議案の内容などについて協議を行った。
11/30 開会
12/7~9 質疑・一般質問
12/10 文教・民生産業各常任委員会
12/11 総務・建設各常任委員会
12/15 閉会
その後、これまで改善を要望してきた『議会のインターネット中継』『一般質問時の回数制限の撤廃』について話し合ったが、今回も見送られることに。
前日、地域のために懸命に汗を流していた青年会議所のメンバーを見ていたからだろうか。一番真剣に地域のために汗を流さなければならない集団が、改革を躊躇している現実に無性に腹が立って声を荒げてしまう。さんざん噛みついて『異議あり!』と叫んで…。挙手で賛否をとってみたら、私と同じ考えの委員がお2人いたことはありがたかったが。
地方議会の存在意義が問われている中にあって、こうしたことについても二の足を踏むのは大変残念でならない。これにへこたれることなく、今後も訴え続けていきたい。
【11月23日】
燃えるごみの約半分を占めると言われる『雑紙(ざつがみ)』。これを回収・リサイクルし、得られた益金については、発展途上国の子ども達の学校給食にあてる『雑紙チャレンジ活動』を10月23日から展開してきた。
この日は最終日で、真岡市大産業祭でブースを設置するなどした。
1ヶ月間の活動期間、真岡市や市貝町の小中学校をはじめ、地域の皆様のご協力をいただき、11.43tの雑紙を回収することができた。学校給食に換算すると2381食分に相当する。
この企画を提案したのは私である。しかし、忙しい仕事の合間を縫ってたびたび各学校に出向いて、黙々と雑紙を回収したのは数多くの青年会議所のメンバーである。『こんなことをやらせやがって!』という文句の1つも言われそうなところだが、『○○小学校では60kgも雑紙が集まってたよ~』と、電話の向こうから嬉しそうな声の報告を聞くたびに、申し訳ないやら、ありがたいやら…。