【12月30日】
この日は、我が家の大掃除に挑む。
議会関係の文書や研修でいただいた資料、さらには各種行事の案内文等々…。書類の山と格闘するのが、毎年この時期のお約束となっている。
1つ1つの書類を眺めると、様々な思い出がよみがえり、大掃除がさらに進まなくなる。
今年を振り返ってみると、市内4校の小学校が廃校、グレンドーラ市との姉妹都市締結30周年、市役所新庁舎の起工式など、真岡市にとって色々と大きな話題が多かった1年だった。
そうした中で、私は5月に真岡市議会の議長に選出され、公務に追われながら職責の重さを日々痛感している。
市議会では、念願であった『議会基本条例』が施行され、市民の方々との『議会報告会・意見交換会』も初めて開催することができた。これまで、議会全体で議会改革・活性化に向けて議論をしてきた成果が実りつつあることを実感できた年だった。
改選まで残りわずかの期間であるが、その取り組みを一歩でも前へ進めていければと思っている。
【12月26日】
この日は、朗読ボランティア『ひばりの会』の活動で、真岡新聞の音訳作業を行う。
この活動で何よりも大切なのは『正確に読む』ということ。記事に登場する人名、地名、団体名などを読み間違えるのは、あってはならないこと。
そのため、マイクに向かう前の準備は欠かすことができない。
特に、今回私が担当した12月21日発行分は、小学生や高校生を取り上げた記事が目立った。そのため、学校などに人名を確認する作業が、いつもより多かったように思う。
【12月23日②】
日光市の本庁舎落成式に出席した後、午後からは真岡落語研究会が主催する『エキナカ寄席』に出演。トリとして『火焔太鼓』を披露する。
ここ数年、真岡落語研究会では年末の企画として、真岡駅内の『真岡市情報センター』を使って落語会を開いている。
平成最後の年の瀬に開かれる落語会でトリを務める…。そう考えると何とも感慨深い。
ちなみに、平成年間に入って最初に高座に立ったのも、実は当時高校に入学したばかりの私(当時は前座で“目出田家風楽”という名前でした)だったということを、最近先輩から知らされた。
平成最初の高座に立ち、最後の高座にも立つ。
そんなことから、今回は大奮発して羽織を貸衣装屋から調達!
楽屋にて気合を入れて着替えていると…、後輩が気まずそうな表情をしながら、
後輩:あの~大変言いにくいのですが、今回は“平成最後”ではないですよ。
私:ん?
後輩:平成はあと4ヶ月ありますから、4月後半の落語会でトリを務めた人が“平成最後”になるかと…。
私:!(絶句)
おあとがよろしいようで。
【12月23日①】
同市の本庁舎は、昭和44年に旧今市市役所として完成した。その後、2市2町1村による合併を経たが、庁舎の老朽化や耐震性といった課題が浮上したことにより、新庁舎の整備を進めてきた。
工事は昨年4月からスタートした。今後は旧庁舎の解体などを進め、2年後の完了予定となっている。
設計コンセプトとして『新しい日光ブランドを創出する、まちづくりの拠点づくり』を掲げ、庁舎の入口には今市宿をイメージした庇『街道テラス』を設けている。
また、全国の官公庁では初めて、建造物全体の『木質化プロジェクト』の認証を受けており、市有林から切り出した杉材をふんだんに活用しているのも大きな特徴。
今回の落成式や施設見学を通じて、真岡市で式典を行う際のイメージを描けたのと同時に、庁舎内部の細かい配置についていくつかのヒントも得ることができた。
【12月22日】
この日は、真岡市武道館で行われた『空手道糸東会修道壱門競技大会』のお邪魔をする。
真岡市は、以前から空手道が盛んな地域であり、平成5年に行われたインターハイでは、この種目の競技会場にもなっていた。
しかし、恥ずかしながら空手道については全く不案内な私。今回お招きをいただいたので色々と調べてみると、空手道にはいくつかの流派があり、糸東流というのは昭和初期に沖縄の摩文仁賢和という人が確立したもの。技術の習得は勿論だが、それ以上に精神の修養に重きを置いているという。『君子之拳』という言葉を標榜している。
修道壱門会は、真岡市在住の野澤幸洋会長が中心となって長年指導を続けてきた。
この大会では、真岡市をはじめとする芳賀地域はもとより、茨城県や埼玉県、遠くは新潟県から選手達が出場し、形の部と組み手の部で熱戦が展開された。
【12月20日】
この日の夜、市民会館大ホールで行われた『在宅医療・介護連携推進事業研修会』にお邪魔をする。
これは、人生の最終段階における医療・ケアはどうあるべきなのか、芳賀郡市内の医療機関や介護施設の関係者が、それぞれの立場から研究を進める目的で続けられている。今回の研修会には、それに加えて各地区の民生委員なども参加していた。
今回の研修会で講師を務めたのは、神戸大学医学部特命教授の木澤義之氏だった。講演のメインテーマは、ACP(アドバンス・ケア・プランニング)。
あまり聞き慣れない言葉だが、人生の最終段階で、それぞれの人がどのような医療やケアを選択していけばよいのか。家族などの“代理決定者”を巻き込みながら、より実効性を伴ったものにしていこうとする取り組みのこと。
現在、全国の自治体では『地域包括ケアシステム』を、いかに確立していくのかが大きな課題となっている。
今回、木澤教授による講演内容は、突き詰めれば1人1人が最期の迎え方をどう選択するのか(そもそも選択ができるものなのか)というテーマであり、『地域包括ケアシステム』の土台となる部分でもある。
大変興味深く拝聴させていただいたのと同時に、労働人口が減少する中で、医療・ケアの分野において、このテーマを担う人材が確保できるのか、大きく問われることになると感じた。
【12月18日】
12月定例議会が閉会日を迎えた。
今回の定例議会では、執行部から提出された『休日夜間急患診療所の設置及び管理条例の制定』や『指定管理者の指定』(市民活動推進センター、リサイクルセンター、井頭温泉、チャットパレス、久保記念観光文化交流館、市立図書館の6ヶ所)など20議案が、いずれも原案通り可決した。
また、9月定例議会から継続審査となっていた『難病医療費助成制度の改善を求める国への意見書提出に関する陳情書』については不採択となった。
今回、上記以外に可決した主な議案を挙げてみると、
●真岡市長の選挙における選挙運動用ビラの作成の公営に関する条例の一部改正
→公職選挙法の改正により、来年4月に行われる真岡市議会議員から、選挙運動期間中においてビラ(公営)の配布が解禁となる。
●印鑑条例及び手数料徴収条例の一部改正
→今後、マイナンバーカードを使って、コンビニで住民票や印鑑証明などを発行する場合、その手数料を従来よりも50円安い150円となる。
●市有財産の譲渡
→真岡市が所有してきたC11形SLを、芳賀広域行政事務組合に無償譲渡する。
などが挙げられる。
【12月16日】
井頭公園で行われた『芳賀路ふれあいマラソン』の開会式にお邪魔をする。
この大会は、芳賀地域のPRと地域活性化を目的に、平成26年からスタートしたもので、今回で5回目。真岡市をはじめ1市4町を走るコースで、42.195kmのフルマラソン大会となっている。
全国のフルマラソンの口コミ評価においてトップ10に入るほど、市民ランナーからの人気が高い。
今大会も、全国から約2500人の参加があり、健脚を競った。
また、この大会には、芳賀町出身で“ママさんランナー”として知られる赤羽有紀子さんも参加し、大会に花を添えた。
(余談)
この大会の開会式には、1市4町の首長、教育長、議長はもとより、各市町の“ご当地キャラ”も勢揃い。
左から、
ゆずも(茂木町)
コットベリー(真岡市)
サシバのサッちゃん(市貝町)
マシコット(益子町)
もおかぴょん(真岡市)