【11月5日】
この日、パーキンソン病患者の方々で組織する『あゆみの会』の集まりがあり、お招きを受けた。
真岡市では、今年度からパーキンソン病をはじめとする特定疾患を対象とした『居宅生活支援事業』が拡充されたところであり、そうしたこともご報告させていただくことができた。
その一方で、『国がパーキンソン病を特定疾患から除外するのではないか』との懸念が広がっている中で、今もなお日常生活のあらゆる面で不安を抱いていることを意見としてぶつけられた。
この分野において、まだまだ取り組むべき課題が多いことを今さらながら痛感した。
【10月27日】
栃木県南6市議会議長会主催による研修会が、グランドホテル静風で行われた。
今回講師としてお招きしたのは、中央大学の佐々木信夫教授だった。
佐々木教授は講演で、これまでの日本の自治体は中央集権体制の中で『執行あって経営なし』『行政あって政治なし』だったと指摘した。その上で、『今後、自治体を変える力が最もあるのは議会であり、議会が変わらなければ自治体の進歩もない』と、分権時代に適った議会改革の必要性を説かれた。
真岡市議会では、今年1月に議会運営委員会が、7月には総務常任委員会が、議会改革の先進地視察を行ったところであり、今回の講演はその“第3弾”として、これまでの研修の内容を再確認する上でも非常に有意義だったと思う。(あとは“実践あるのみ”です!)
【10月18日】
市民会館で行われた日本商工会議所青年部第28回関東ブロック大会真岡大会に出席。当日は関東1都8県(山梨、静岡含む)から約1,200人の青年経済人が真岡を訪れた。
実を言うと、私もケーブルテレビに勤務していた頃の4年間、商工会議所の青年部に在籍していた(『入会すればCMを出してやる』という某社長の言葉にマンマとのせられまして…)。当時から『関東大会を真岡の地で!』が青年部メンバーの悲願だった。そんなことを思い出し、感慨深く最前列から式典の様子を見ていた。
この大会の開催にあたっては、数年前からの誘致活動、さらに今年度に入ってからは休日やお盆休みを返上して青年部メンバーが大会の準備・PR活動に打ち込んできた。
また、大会では物産展や真岡木綿の体験工房、SLの体験乗車などのイベントも行われた。各地からいらっしゃった皆様に“真岡ならではのおもてなし”ができたのではないだろうか。
とにかく、この日まで頑張ってきた商工会議所青年部のメンバーに大きな拍手!!!
【10月16日】
国民健康保険運営協議会の視察研修で茨城県つくばみらい市へ赴く。同市は平成18年に守谷町と谷和原村が合併して誕生した。
今回の視察で最も目を引いたのは、国保税滞納者に対する同市の取り組みだった。平成19年度、預金・還付金・不動産等の差し押さえを実施したのは471世帯、金額にして約2億300万円にものぼる。地方都市でここまで件数が多いとは…正直驚かされた。無論『生活弱者をそこまで追いつめるのか?』という批判もあるかも知れない。しかし、担当者の話によれば、再三の連絡をしても反応がなく分割の納付もしていない悪質な滞納者のみに限定して差し押さえに踏み切っているとのこと。
ちなみに、真岡市の国保税収納率は84%(つくばみらい市は92%)、滞納の総額は約12億6,000万円にまで達している。滞納にも様々な理由があるだろうが、その一方で真面目に納税している市民がいることを忘れてはならない。国民健康保険の運営が困難になり、納税者の負担が増えてしまう前に、悪質な滞納者に対しては厳しい姿勢で臨む必要もあるのではないだろうか。
【10月14日】
真岡市と新潟県阿賀野市との『災害時における相互応援に関する協定』の調印式に古橋修一議長と出席。この協定は、災害に見舞われた際、人員の派遣や救援物資の提供など、相互の応援態勢を円滑に進めることが目的。阿賀野市からは天野市栄市長、帆苅剛市議会議長、小川千春議会運営委員長などがお越しになった。
これまでも阿賀野市とは合併する前の旧・水原町と同様の協定を結んでいたが、平成16年に2町2村が合併したことに伴い今回改めての調印となった。
旧・水原町と真岡市の歴史的繋がりは深く、約200年前に水原周辺から入植した人々によって真岡の開墾が進められたのだという。ちなみに、真岡市内にある『熊倉町』は、開墾を進めた中心的人物・熊倉伴次の名がルーツとなっている。
【10月12日】
荒町の本通りで行われた『もおか木綿ふれあい祭り』を訪れる。
これまで私はこのような“商店街活性化”の名のもとに行われるイベントには少し懐疑的だった。何よりも各商店の皆さんがイベントの運営に大忙しになってしまい、肝心の商品を売ることには手が回らなくなっていたからだ。
それが今回は、自分の商品を店先で積極的に売ろうとしている商店主の姿を多く見かけることができた。また今までは『商店街限定のイベント』という印象が強かったが、ボランティア団体の紹介ブースや、自分たちの特技をいかした地域住民による模擬店(旭町の手打ちそば…あれは絶品でした)なども見られ、市民参加型のイベントとしても非常に工夫が凝らされていたと思う。
何よりも今回は『サンバのパレード』というイベントの“核”になるものがあった。これは、日本人がブラジルに移住して今年で100周年になることを記念し、横浜のサンバチームを招いたもの。
う~ん、さすがに本物は迫力が違う。しかし『中村さんも一緒に踊りましょう!』とお誘いをうけたものの、これには一歩引いてしまった私。今となってはちょっと後悔している。(サンバそのものが“馴染まない”のではなく、“まだ馴染んでいない”だけなのです、絶対!)
それにしても、この写真を見ただけでは、真岡市内の様子だとは誰も思わないだろうな…。